チャイナ食堂@京成船橋にて、醤油ラーメン。
船橋エリアにおいて積み残していた大型宿題店。ロケーションは、同エリアを代表する人気店のひとつである『拉麺阿修羅』の目と鼻の先。
同店の業態は中華料理店だが、店頭に「ラーメン」の幟を掲げていることから推察されるとおり、ラーメンづくりにも力を入れている。
つまり、ラーメン好きにとっても、決してスルーできない重要店舗だ。
さて、こちらの『チャイナ食堂』が提供するメニューは、麻婆豆腐・回鍋肉・八宝菜等の大衆中華料理がメイン。
どちらかと言えば、それらのほか、醤油ラーメン・味噌ラーメン・塩ラーメン・担々麺等のラーメン類もしっかりと作っているといった印象。
メニューリストを眺めていて、とりわけ目を引くのが、ラーメン類の価格。
2019年2月現在、ワンコインを下回る480円(担々麺は600円)で提供しており、同店が船橋の市街地にあることも加味すれば、これは驚異的な安さだと言わざるを得ない。
初訪問だったこともあり、その中でも基本メニューであると思しき「醤油ラーメン」を注文。
待ち時間5分程度で、注文の品が卓上に到着。
メニューリストに映っていた画像とイメージが全く異なっていたのが印象的だった。特にスープの色合い(笑・実物の方がかなり色合いが薄い)。
だだ、ラーメンの完成度もまた、事前の想像を遥かに凌駕する。
ゲンコツ等の豚骨を10時間かけて丁寧に炊き上げた出汁に、風味の良い醤油ダレを合わせたスープは、口内に拡がるうま味の質の良さが、只ものでないことを否応なく食べ手に認識させる。
スープに加えられた生姜の清涼感のあるうま味や玉ねぎの豊潤な甘みも、この1杯の食べ口に絶妙なメリハリを添える。特に生姜の使い方の巧さは特筆もの。
このスープに合わせる麺も、よくある中華系店舗の普通麺とは一線を画した、ハンドメイドライクな太麺。
たっぷりと下味が付着したチャーシュー等、トッピングのクオリティも高く、これがたったの480円でいただけるとは、まさに「奇跡」に等しいのではなかろうか。
一気に完食。ごちそうさまでした!
うん、文句なしにオススメです。未訪の方は是非、一度足を運んでみていただきたい。
きっと、幸せなひと時を過ごすことができるだろう。