【ミニ講座】大人の土壇場マナー 第28回「同僚の香水がきついという事態を打開する」

大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。

 キツ過ぎる香水は、一種の凶器。なかなか「臭いですよ」とは言えませんが、我慢し続けるのはツラすぎます。誠意を尽くして事態を打開しましょう。

 この場合の誠意とは、いかに言いづらそうな気配をにじませるか。まずは「○○さんの香水、いつも素敵ですね」と持ち上げます。

 その上で「こんなこと言うのは失礼なんですけど」「気を悪くなさったら申し訳ないんですけど」といったモジモジした前置きを念入りにつけて、「もうちょっとだけ抑えめのほうが、より素敵かと……」と遠まわしに本題を伝えましょう。

 ムッとされる怖さやリスクはありますが、本人に指摘しないで、みんなでコソコソ眉をひそめているのは、けっこう陰湿な構図です。陰湿なことをしている恥ずかしさに背中を押してもらって、果敢にぶつかりましょう。きっと、案ずるより産むが易しです。



●「大人の土壇場マナー」は、しばらくのあいだ、毎朝8時にアップします。よかったら「著者フォロー +Follow」をしておいてください。記事への「LIKE(左下のハートマークをポチッとする)」や、SNSでの拡散もどんどんお願いします。