大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。
キツ過ぎる香水は、一種の凶器。なかなか「臭いですよ」とは言えませんが、我慢し続けるのはツラすぎます。誠意を尽くして事態を打開しましょう。
この場合の誠意とは、いかに言いづらそうな気配をにじませるか。まずは「○○さんの香水、いつも素敵ですね」と持ち上げます。
その上で「こんなこと言うのは失礼なんですけど」「気を悪くなさったら申し訳ないんですけど」といったモジモジした前置きを念入りにつけて、「もうちょっとだけ抑えめのほうが、より素敵かと……」と遠まわしに本題を伝えましょう。
ムッとされる怖さやリスクはありますが、本人に指摘しないで、みんなでコソコソ眉をひそめているのは、けっこう陰湿な構図です。陰湿なことをしている恥ずかしさに背中を押してもらって、果敢にぶつかりましょう。きっと、案ずるより産むが易しです。
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