こんにちは、結城浩です。
私は毎週、有料メールマガジンを発行しています。
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」
というタイトルですが、長いので「結城メルマガ」と呼称しています。この文章もその「結城メルマガ」に掲載した文章からピックアップしたものです。

そもそも「結城メルマガ」は《執筆20年》を記念して始めたもの。20年も執筆生活をしていると、
「学生時代、結城先生の本で勉強しましたー」
のようなツイートをいただいたりします。ありがたいことです。
これまで結城は、いろんな呼称で呼ばれてきました。「Cの人」「Perlの人」「CGIの人」「Javaの人」「デザインパターンの人」「暗号の人」「YukiWikiの人」……最近は、
「数学ガールの人」
と呼ばれることが多いですね。もちろんこれらの呼称は、すべて自分の書いてきた本がもとになっています。
◆結城浩が書いた本
http://www.hyuki.com/pub/books.html
自分が書いた本が、自分の活動の「名刺代わり」になってるということなのでしょう。いつも応援感謝です!
たいへんありがたいことに、
結城さんの書く本は、どんな分野であろうとも、
ずっと追っかけて読んでいきます。
とおっしゃる方が、わざわざそういうメールをくださることもあります。著者として、もう涙が出そうになりますね。本当にありがとうございます。
ところで、ふと思うのです。
20年以上に渡ってたくさんの本を書かせていただき、またその本を通じて結城のことを知り応援してくださる読者さんがたくさんいるなんて、ほんとうに感謝。
では。
私はこれから「何の人」と呼ばれたいのだろう?
という思いが浮かびます。
自分に与えられた日々の仕事をきちんとこなすこと。そこから新たな展開を作り出していくこと。それらはとても大事なことです。
しかし、もっとずっと長期的スパンで、もっとずっと深い意味で「私」はどうあるべきなんだろう……
そんなことを、ふと思うのです。
あなたはいかがでしょう。
あなたは、まわりにいる方々から「何の人」と呼ばれたいですか。
(結城メルマガVol.081より)