【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】中華そば弥太郎

中華そば弥太郎@厨川にて、中華そば(こってり)。

同店のオープンは2010年。

創業から数年が経過し、今や岩手県を代表する名店にまで成長を遂げた。

もちろん、営業時間中は店前に常に行列が連なるため、同店のラーメンをスピーディーに味わいたいのなら、営業が始まる前に「シャッター待ち」を決めるのが得策だろう。

さて。今回私は、同店に恥ずかしながら初めての訪問。

というわけで、基本メニューである「中華そば」を注文することにした。

全品「こってり(背脂入り)」を指定できるとのことだったので、バージョンは「こってり」で。

注文から7分程度経過した頃、待望の「中華そば」が登場。

まずは感想から。

これは美味い、美味過ぎる!

宗田節等の節系素材のうま味をここまで完璧かつ過不足なく表現できているスープには、東北広しと言えど、なかなか出逢えるものではない。

うま味の質、口の中での拡がり方、喉元での収束の仕方。この全てにおいて文句の付けようがなく、思わず「素晴らしい」と呟きの声を漏らしてしまった程だ。

スープの表面を浮遊する固形背脂も、上品な甘みが快哉を叫びたくなるほど秀逸で、正直、良い意味で予想を裏切られた次第。

麺のクオリティ、麺とスープの相性も極上であり、あっと言う間に完食。

ごちそうさまでした。

思わず店内で2杯連食したいとの衝動に駆られてしまうほど、規格外の美味しさ。

盛岡に足を運ばれる際には、万難を排して訪問すべき1軒だろう。