大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。
親切心は時に悲劇を生みます。友達が「この本、すごく面白いよ」と、強引に小説を貸してくれました。ぜんぜん読む気が沸かないまま、数週間が経過……。とうとうその友達に「あの本、面白かった?」と聞かれてしまいました。
そもそも、本を貸した側から感想を聞くのは、重大なマナー違反。たいていの場合、相手を残酷に追い詰めることになります。
聞かれたら、気をつかって「まだ読みかけだけど、面白いね」などと答えてしまいがち。しかし、そう言ったらいつかは読まざるを得なくなります。ここは小さな失礼を盾に、大きな苦難を回避しましょう。
「最近、時間がなくてさ。借りっぱなしになると悪いから、いったん返すよ」
と言ってしまえるのが大人の勇気。相手に「失礼だなあ。もう二度と貸してやるもんか」と思われたら、むしろ万々歳です。
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