【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】らぁ麺屋飯田商店

飯田商店@湯河原にて、塩らぁ麺&つけ麺。

今回の食べ歩きの主目的が、こちらの『らぁ麺屋飯田商店』。

言わずと知れた全国的な名店である同店。

ここで、同店を極めて簡単に紹介しよう。

『飯田商店』は、全国における淡麗系提供店舗の中で今、最も注目されている店舗のひとつ。加えて、創られるラーメンは、現存する淡麗系の最高峰として、数多くのラーメン好きから太鼓判を押されている。

もちろん、私も同店は未食ではないが、かれこれ5年近くご無沙汰してしまっており、己の怠慢をいたく恥じ入っていた次第。

今回、店主にお願いしたい事柄があったことにも後押しされ、数年ぶりに同店を訪問。

厨房で采配を振るう店主のお姿を拝見した時、改めて穴があれば入りたくなってしまったが。

同店のメニュー群は、昨年6月における店舗のリニューアルに合わせて大きく見直された。

『飯田商店』は、絶えずラーメンに改良を加えていくことを旨とするが、昨年の見直しはなかなか大胆なものだったという。

さて、肝心のお味の方であるが、驚異的に美味い、美味過ぎる!

オープン当初から既に味の水準は高めだったが、スープから麺、具に至るまでの全てが徹底的にブラッシュアップされ、もやは当時とは比べ物にならない。

スープに用いる素材は鶏と水のみ。他に一切の素材を加えないにもかかわらず、日本刀のようにうま味が鋭く冴えわたる。

店主が最も力を入れているという自家製麺の出来映えも、他の追随を許さない境地に到達!

使用する小麦の品種から部位に至るまで、徹底的に考え抜かれた麺は、それ自体が生命を宿したかのごとき妖艶なうま味を蓄える。

清湯スープベースの淡麗ラーメンで高水準なものは現在、数多く存在する。

が、味の作り方にここまで独自性を持たせた1杯は、なかなか出逢えるものではない。

まさに、至宝とも言うべき同店のラーメン。

足を運ぶ際には、体調など、万全の態勢で臨まれることを強くオススメする。