【MBの"超"思考】「働かずにお金をもらえる未来」は確実に来る

▼▼▼本日のメニュー▼▼▼

1.「働かずにお金をもらえる未来」は確実に来る

2.Q&A「モチベーションの上げ方はあるのか?」



「働かずにお金をもらえる未来」の話はまあたまに見かけますが・・・今回は「ではその先に何が待っているのか」まで突っ込んだ話。そこには実は「サロン」「文化創造」がキーワードとなっているのです。読み応えたっぷりのMBの超思考、今回は我々の未来を予測します。

さて今回は「サロン」の話をします。

「サロンビジネス」を皆さまはご存知でしょうか。mineでこうして記事を購読している方々ならおそらく耳にしたこともあるでしょう。「なんだかよくわからないけど、オンライン上でセミナーを受けるような仕組みかな?ホリエモンがやってるらしい。」そのくらいの認識はあるかもしれません。

ひと頃は「サロンビジネスが急拡大中」などといったニュースや見出しが雑誌新聞に掲載されたものですが今ではめっきり話題に上がりません。大手DMMが参入し「DMMラウンジ」を開設するも一般認知としては全然。サロンビジネスはこのままシュリンクしていってしまうのでしょうか??



MB LABO-ファッションの集合知へ-



・・・実は私はそうは思いません。今後10年周期での未来を見た時に「サロン」はもっと拡大するし需要はまだまだ大きく眠っているものだと思っています。しかしその前に大事な話をしなければなりません・・・「働かなくて良い未来」の話です。



10年先の未来「働かなくても良い時代」は現実に迫ってきている

今後10年単位でのロングスパンを見た時におそらく「働かなくても良い時代」がやってくるでしょう。前回までで「2017年からは働き方改革!!副業が当たり前になる!!」などという話をしていたものだからいささかミスマッチ感を覚える人も少なくないかと思いますが、副業の話はあくまで直近の未来の話です。今回する話は今後10年単位での未来の話。それとこの2つはしっかり矛盾がない様に繋がるものですので、どうか安心して最後まで読んで確かめてみてください。

さて今後10年後・・・もしかするともう少し早い時期に「働かなくて良い時代」は確実にやってきます。理由はいくつかありますがまず簡単に説明できるところが「ロボット」です。野村総合研究所は「今後ロボットに49%の人が仕事を奪われる」といった試算結果を発表しました。今後10-20年の間にロボットやAIに奪われる仕事は235種類、全労働人口の49%の人がロボットに代替されるというものです。これはあくまで野村総合研究所の結果ですが、いくつかの研究機関が近年同様の研究内容を発表しています。

販売員からCADオペレーター、スーパー販売員、タクシー運転手など235種類の職業の内訳は様々です。これらニュースを見て「本当かよ??」「まだまだ先の話だろう??」と思う人が大半でしょうが実は今まさに現在進行形でロボットに職業は奪われ始めています。

例えばスーパーのレジ。地方のスーパーでも「セルフレジ」が稼働し始めました。「ロボットに仕事を奪われる」と聞くと「人型ロボットが人間の代わりに動く」姿を想像しがちですからイマイチピンとこないかもしれませんが・・・スーパーのセルフレジだって「ロボットが人間の仕事を奪っている」と同義です。

私の住んでいる近所のスーパーは5台のセルフレジを導入しておりいつもフル稼働しています。セルフレジは5台それぞれをお客様が使うだけで、レジ店員はいません。5台の機械の動きをチェックする監視員が一人いるのみ。つまり今まで5人の人間でやっていたことをセルフレジを導入することで一人の監視員をつけるだけでこなすことが可能になっているわけで、実に4人分の雇用が消えているわけです。

ちなみにファストファッションブランド「GU」のセルフレジは驚異的です。一度是非体感してみてください。ハンガーを外して箱の中に購入品をぐちゃぐちゃと入れると機械が読み取ってくれて総額が表示されて支払う形式です。今までの様に1品1品タグをスキャンする必要もありません。電子レンジの様な箱の中にグチャッとただ入れるだけでOKなのです。レジの処理スピードも圧倒的で人員も必要ありません。まだまだコストはかかっている様ですが、将来的には商品単価に反映されるまでになるでしょう。ただでさえ安価なGUはさらに価格が安くなります。

販売員も野村総合研究所のなくなる職業にピックアップされていますが、これも現在進行形でロボットに仕事を奪われつつあります。

今は人の顔の認識能力より、カメラの顔認識能力の方が精度が高くなってしまいました。ある大手ブランドでは監視カメラを店内に導入し、顧客リストと紐づけて運用しています。監視カメラに映った人を顔認識で顧客リストで紐づけて「この人は何度目の来店で、前回はコレを買った。ビッグデータから今回はこの商品の購入確率が高い。」と判断しバックヤードでアラートを出します。そのアラートを見て販売員は商品を手にとりお客様にリコメンドするわけです。

これは以前であれば「カリスマ店員」などがやっていたことです。「あの人は前回あれを買ったから、今回はあれを薦めよう」など顧客ごとに提案の内容を決めて満足度と購買確率を高める「顧客関係管理」は売れる販売員であるほどやっていたこと。今ではそれがロボットの統制化で行われているわけで、販売員に特殊な接客能力や努力は必要なくなるわけです。

バイトを雇って「あとはロボットの指示に従って商品をお勧めしてね」でOKなわけです。誰でもできる仕事となり人件費はぐっと下がります。もっと言えば将来的にはタブレットなどに「あなたの今日のお勧めはこちら」と表示されるようになるでしょう。人も必要なくなります。

こうして徐々に現在もロボットが人の仕事を奪い続けているわけですが、その背景には「ロボットの方が生産効率が高い」という事実があるのです。上で述べた通りロボットはデータを元に間違いのない運用を行います。ところが人間の場合は出来不出来のバラつきがあります。レジ店員は時にサボッたりするかもしれません。時に打ち間違えをするかもしれません。販売員は時に顧客の顔を忘れもするでしょう。時にお勧めしろと言われたのに「強面の人だから。。。」と声かけすらしないかもしれません。ところがロボットにはそれがない。生産効率はロボットの方が優れているわけです。

するとどうなるか。「働くと社会にとって迷惑な人」がどんどん生まれてくるのです。

記事の新規購入は2023/03をもって終了しました