地鶏中華そば祥秀(よしひで)@伊勢崎にて、塩ラーメン&地鶏のタタキ丼。
2016年にオープンした『地鶏ラーメン研究会』出身の新進気鋭店。
店舗の場所は、各線伊勢崎駅から約2km。人気店『ぶぃスリー』を更に先へと進んだ「華蔵寺公園」のすぐ近く。
徒歩でアクセスすれば20分程度の時間は要することだろう。
訪問時、店内は満席。
というわけで、空席ができるまで店の外で待つこととなったが、席数が比較的多い店舗ということもあり、3分程度の待ち時間で入店。
同店の基本メニューは「塩ラーメン」と「中華そば」。うち、店側が「まずはこの1杯から」と推すのが「塩ラーメン」。
私もそのアドバイスに素直に従い、「塩ラーメン」を注文。また、サイドメニューとして「地鶏のタタキ丼」(『地鶏研』出身店舗の定番サイドメニュー)をオーダー。
注文の品は、オーダーしてから約10分弱で完成。
大勢のお客さんがいらっしゃったことを加味すれば、十分過ぎるほど迅速なオペレーションであり、好感が持てる。
まずはスープをひと口レンゲで掬い、テイスティング。
いやはや、これは美味い、美味過ぎる!
良店を数多く輩出してきている『地鶏研』の出身店だからある程度ハイレベルであることは予想できていたが、ここまで高水準だとは!!
鶏の風味の出し方からタレの利かせ方に至るまで、抜群のセンスの良さを感じるのだ。
より具体的には、鶏出汁と塩ダレとが一体化した時に生まれる、沁みわたるうま味の創り方が並外れて巧み。このクオリティがデフォルトだとするなら、数ある同系の店舗の中でも、間違いなく最上位水準だと断言できる。
スープだけではない。
合わせる麺のボソッと素朴な食感も、このスープにはこの上なくマッチ。どことなく「日本蕎麦」のニュアンスを感じさせるアプローチが、大成功を収めているのだ。
結論を申し上げれば、紛うことなき一級品であり、鶏じんわり系のラーメンが好みであれば、万難を排してでも足を運んでいただきたい水準。
サイドメニューのタタキ丼も絶品で、この店が生活圏にあったら、間違いなく通い詰めてしまうだろうなと思う。
伊勢崎市に住む方々が実に羨ましい。
ごちそうさまでした!