2014年1月から放送されたNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』をモチーフに作られた神戸・淡路屋の駅弁。城をかたどった陶製容器の形が販売前から話題を呼んでいた。
駅弁売り場のなかで、高さのある大きなパッケージがひときわ目を引く。どんな駅弁だろう? 何が入っているのかな? 小さいより大きい物が好きな私はワクワクと心が逸る。
城のモデルは黒田官兵衛ゆかりの姫路城でも福岡城でもなく”日本の城”ということらしい。「築城の名手」とうたわれた官兵衛をリスペクトしている。
内容は、兵庫県伊丹市に史跡がある有岡城を舞台に育まれた、官兵衛と竹中半兵衛の友情物語をテーマに開発された。つくねと空揚げの2種類の鶏肉料理で二人の友情、焼き印入りの卵焼きで長男長政との親子関係を表現し、さらに竹炭を使ったさつま揚げをセンターに配して家紋の「黒餅」を再現した。
これらのおかずは、かやくご飯との相性が抜群。中でもつくねは歯ごたえと味が絶品でビールによく合った。この駅弁を携えて、官兵衛ゆかりの地めぐりが楽しかったなあ。
官兵衛ブームは終息したが、この駅弁、復刻したら売れると思う。淡路屋さん、よろしくお願いします!
1200円(当時)/淡路屋