落語は今日も生きている-COREDO落語会の名高座-(3)春風亭小朝「愛宕山」 山本益博

落語は今日も生きている-COREDO落語会の名高座-

3、春風亭小朝「愛宕山」第9回2017,4,8 COREDO落語会

かつては、黒門町の師匠こと八代目桂文楽の十八番だった。文楽は師匠の三代目三遊亭円馬から上方噺をいくつも教わり、「景清」などほとんどは場所の設定を東京に移してあるのだが、この「愛宕山」は、春の京都の愛宕山が舞台である。文楽が「早蕨の握り拳を振り上げて 山の頬づらはる風ぞ吹く」と詠むと、高座に春めいた京の景色が目に浮かんだものだった。

 文楽が亡くなると、解禁となって、誰もが「愛宕山」を高座にかけるようになった。白眉は古今亭志ん朝の「愛宕山」。志ん朝亡きあとは、春風亭小朝にとどめをさす。

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