【MBの"超"思考】クリティカルシンキングを実践せよ!!



残念ながら日本人は「考える」ということに慣れていません。多くの人は「(正しい意味での)考える」ことが出来ておらず、だからこそ誤った方向へと進む人も少なくありません。

以前にも書いた話ですが日本とアメリカの学校教育にはいくつかの大きな違いがあります。象徴的な事が英語の「education」。「教育」と訳されることが多いですが、元々は「e-(外へ)+ducere(導く)」であり「内なるものを引き出す」という意味合いです。

だからこそアメリカでは「何故そうなのか」「あなたはどうしたいのか」を考えさせます。一方で日本の学校教育は「正解を探す」ことをさせます。唯一無二の正解を探すことを強いるため、物事を多面的・客観的に見る力が養われにくいのです。

物事を多面的・客観的に見る力がないと何故誤った方向へと進んでしまうのか。



▼考え方には癖がある。

その理由の一つは「考え方には癖がある」からです。

多くの人は物事を考えるときに「自分の感情」や「自分の経験」などを踏まえて思考するものです。もちろんこれは決して悪いことではありませんが、時に導き出す答えに「一定の癖」を生んでしまうことになります。

ここ数年の私は「目標設定」というものを基本的にしていません。サラリーマンだった時には目標設定とそれに基づいた行動設定を徹底的に細分化して、階段を上る様に積み上げて結果を作ることを生業としていました・・・が、今では一切何も目標を持っていません。あるのは「目的」だけです。「ファッションという媒体を通して社会の幸せの総量を増やす」というのが「MB」としての私の目的です。この目的を心に置いておくだけで、あとはあるがままに生きています。今自分がしたいことを第一に考えて、考えたまま感じたまま動くようにしています。

何故私は目標設定をしないのか。それは目標を設定するとそれに縛られてしまうからです。私は「何よりも好きなこと」を仕事としています。洋服が何より好きと思えること(ぶっちゃけセックスの多幸感より、新しい洋服に袖を通す高揚感の方が気持ち良いとさえ思っています)、それは私の才能です。だとしたら目標で自分を縛り付けるより、誰よりも何よりも好きという才能を思う存分解放した方が正しいのではないかと考えています。

「目標」とは

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