
あまりにも多くの人「お金」について誤解をしています。
・お金があれば幸せ
・仕事はお金を得るためにするもの
・お金は貯めれば貯める程よい
・お金は大事なもの
こんな風に考えている人が多い。
実はこうして「お金を崇拝している」からこそ逆に「お金が得られない」のであり「世界や物事の仕組みを正しく認識できていない」のです。
今回は「お金」について。正しい認識を与えます。
是非読んでみてください。これを正しく認識できた瞬間からあなたの人生は変わります。99%の人が間違って認識していることです。そして正しく理解している残りの1%こそが皮肉にも「富裕層」なのです。
▼お金は目的ではない
まず大前提。お金はビジネスや人生の「目的」ではありません。多くの人が「お金を稼ぐために仕事をしている」様に認識していますが、これは大きな間違い。なぜなら「お金はただの紙」だからです。ただの紙のために人生の大半を使って仕事をしているわけもありません。

多くの人は「幸せな時間を得るため」に働いています。ビジネスそのものが幸せな時間である場合もあるでしょう、ビジネスで得られたお金で幸せな時間を買う場合もあるでしょう。いずれにせよ「お金単体」に価値があるのではなく、「お金を使って体験できる時間」に価値があるのです。だからこそお金を過度に崇拝する必要はありません、崇拝するなら「幸せな時間」にすべきです。お金は単なる媒介に過ぎません。
「どちらにしても同じことだろう??」
と思うかもしれませんが、実はここには大きな違いがあります。
もう一度よく考えてみましょう。人生において大事なのは、私たちが働く意味は「幸せな時間を過ごす」ためです。例えば仕事で得られたお金で家族を養い、笑顔溢れる時間を過ごしたり。美味しいレストランで食事をしたり。ゲームで遊んだり。書籍を読んだり。そういった「幸せな時間そのもの」が大事なのであり、この時間をなるべく増やすことが「人生の目的」ともなります。
ところが「お金」に執着しすぎると、「幸せな時間を過ごすことが目的である」ということを忘れてしまいます。「お金を得る」ことばかりにこだわりすぎてしまい、逆に「幸せな時間」を人生から減らしていくことに繋がるのです。
そんなバカな、と思うかもしれませんが現代社会を見渡せばこんな例は山ほど見かけるはずです。例えば「週に6日働いて1日あたり4時間も残業している」そんなブラックなビジネスマンは多いでしょう。ヒーヒー言いながら日曜日の休日を渇望して働き、嫌なことでも面倒なことでも体に鞭打って耐えようとします。
でも考えてみてほしい、「週に6日」という人生の莫大な時間を浪費して「お金」を稼いでいるわけです。それでどんなにお金が得られるにしても残りの日数はたった「1日」。「幸せな時間」を過ごすと言ってもそもそも時間がありません。
本来「幸せな時間を過ごすため」に「お金を得ている」わけでしょう。ここまでは誰もが納得できるはずです。「お札の造形が美しい」と言って愛でている「お札デザインマニア」でもない限り、「お札そのもの」に価値を感じているわけではありません。改めて考えれば皆「何かを得るためのお金」と認識できるはずです。しかし目的を「幸せな時間」から「お金」にすり替わってしまえば、上記の様に「時間よりもとにかくお金」と本末転倒な結果になってしまう。これはあまりにもおかしいことです。
「結婚」も似たようなものです。「好きな人と幸せを得る」ために「結婚」をするわけですが、30歳を過ぎ「結婚」を渇望するあまり「たいして好きじゃないけど結婚をする」わけです。結果何年か経ち夫婦関係は冷め、「何のために結婚をしたのだろう」と疑問を持つこととなります。「幸せ」の手段であるはずの「結婚」が、いつしか目的と化してしまったわけです。そうなると本来の「幸せ」は無視されていきます。「幸せ」と「お金」もこれと同じです。
「お金は幸せな時間を得るための一つの手段である」ということ、ここを明確に認識しましょう。お金=幸せではありません、あくまでお金は目的を得るための手段の一つ。あくまで「幸せな時間>お金」です。幸せな時間が損なわれるほど、お金を渇望する必要はありません。自分が何のためにお金を求めているのかもう一度考えてみてください。