こんにちは!
売れる仕組み創造ラボ、所長の理央です。
今号の特集は、「モノとコトを“同時”に売る〜キュラーズに学ぶ付加価値の付け方」です。
値引き合戦、無駄な競争から抜け出るヒントを、この記事から見つけてください。
■目次
… 1.今週の特集
「モノとコトを“同時”に売る〜キュラーズに学ぶ付加価値の付け方」
… 2.ビジネスコラム
「着る医療〜アパレルビジネスの原点」
… 3.おすすめビジネス書
「琉球アスティーダの奇跡 早川周作氏著
〜スポーツチームと企業のマネジメントの共通点」
… 4.著作・イベントのお知らせ
… 5.編集後記
第1特集
【モノとコトを“同時”に売る〜キュラーズに学ぶ付加価値の付け方】
トランクルームのキュラーズが、宅配便の受け取りを全国のトランクルームで、できるようにすると発表しました。
ネット通販などで買ったものを受け取る時に、不在だったりすると再配達を、お願いしなければなりません。
また、ヤマトなどはメール会員になると、宅配時間の指定もできるのですが、ピンポイントで12時ちょうど、などとはできなくて、12時から14時の間となるので、その間は家にいなければなりません。
それにコロナ禍の中では、できる限り人と接触したくない、という人も増えてきているので、便利なサービスですよね。
日経新聞によると、トランクルーム利用者の依頼を受けて、各店舗のキュラーズの社員がその荷物を出し入れする、という仕組みだそうです。
ゴルフバッグの配送や、ネット通販で買った商品の収納などを、ニーズとして見込んでいるそうです。
スキーやスノボーなんかの需要もありそうですし、ビジネスパーソンであれば、出張の時の洗濯物や着替え、書類などを、出張先から送っておく、ということもできそうです。
1回に出し入れできる個数は、規定の大きさの箱であれば3箱まで、利用できる回数は月に2回をまでとのことです。
月額料金は1100円で、利用料とは別に宅配便の配送料がかかる、という料金体系です。
今のところ、都内や神奈川県など、一部店舗で実験しているそうですが、これを22年春までに、全国67店舗で導入していく方針を決めたそうです。
PRタイムズによると、トランクルーム市場は過去10年で、倍増の670億円規模になったとのこと。
やはり、テレワークやオンライン学習、巣ごもりでの生活環境の変化で、新しい収納ニーズが出てきている、ということです。
こういう伸びる市場では、「うちも売ります!」という企業が出てきて、競争が激しくなります。
キュラーズも、全国で店舗数は増えているのですが、やはり競争は激しくなってきています。
顧客のニーズに寄り添ったサービスを充実させることで、立地面や価格に加えて、ソフト面での充実も図りたいところです。