【MBの"超"思考】サービス残業はFFの【たたかう】コマンドである。

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1.サービス残業はFFの【たたかう】コマンドである。

2.:Q&A「社長とマネージャーと店長と社員の違い」



1.サービス残業はFFの【たたかう】コマンドである。



多くの人は「やるべきこと」が多すぎます。

「必死に頑張る」「一生懸命」そういった美徳を感じる言葉を盾に、自分の人生のリソースを無駄に消費していはいませんか?

多くの人は朝出勤して夜退勤するまでほぼ休むことなく一生懸命働きます。私も右も左もわからない新卒社員時代は残業だけでなく休日まで全てのリソースを仕事に傾けました。しかしそれだけ労働をして人生のリソースを犠牲にしているのに、売上や収入などを見ると結果はイマイチだったり。(私の新卒社員時代、担当部署は赤字でした)

「一生懸命やる」これ自体は素晴らしいことですが、現代においては「やるべきこと」が多すぎるのです。・・・そこで現代では「やるべきこと」よりも「やらないこと」を考えて決めてみてはいかがでしょうか。



▼時間とエネルギーを節約せよ「25:5のルール」

偉大な投資家であるウォーレンバフェットの逸話に「25:5のルール」という仕事の意思決定方法があります。プライベートジェットのパイロットに話した訓話なのですが内容は以下の通り。

1.仕事で成し遂げないといけない目標を、25個書き出す

2.その中でとくに重要な5項目を丸で囲む

3.5項目をリストAとして、残り20項目をリストBとした

ウォーレンバフェットはパイロットにこう説明したのです。「最重要優先事項である5項目だけを成し遂げなさい」と。

ウォーレンバフェットは何が言いたいのか。これは「人間は無限に時間とエネルギーがあるわけではない」「だからこそ、やるべきことを探すよりも、やるべきでないことを排除しろ」という話だと私は理解しています。

「やるべきでないこと」を一生懸命着手し続けても結果はあがりにくい。だからこそ「やらないこと」を決めて時間とエネルギーを節約することが成功への近道となるのです。



▼時間とエネルギーを可能な限り費やせば成功する

ウォーレンバフェットではないですがもう一つ有名な話があります。それは「誰もが時間とエネルギーが無限にあれば成功する」というもの。これはコロンビア大学の試算が有名です。

「人の3倍の時間(1日12時間)を投入すると大体勝てるようになり、4倍の時間( 1日14時間)を投入すると「圧勝」できるレベル、才能が劣る人でも通常4倍の時間を投入すればまず「負ける」ことはない。」

というもの。検索すれば細かい計算式なども出てくるので興味があれば見てください。確かに実際トーマス・エジソンは年間6500時間働きそれを40年間続けたと言います。この数字は1年間1日も休みなしで1日18時間という驚異的なものです。本田宗一郎も年間5500時間労働だったと言います。本田宗一郎は「何故社員が来ないのか不思議に思っていたら正月だった」という逸話があるくらい盆正月関係なく働きづめだったそうです。スティーブジョブスも孫正義も偉大な経営者は確かに休まず働きます。時間とエネルギーを最大限労働に費やしておりまさに「一生懸命」と言えるでしょう。

ウォーレンバフェットとコロンビア大学の話は一見齟齬がある様にも感じます。一方では「時間を節約せよ」と言いもう一方では「時間を最大限浪費せよ」と言っている様に思えます。しかしここに齟齬はありません。

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