東京を代表する寿司店のひとつ「銀座久兵衛」の駅弁が登場した。まさか、と思う人もいるだろう。高級寿司店と庶民の味・駅弁のコラボ。今までだったら考えられなかったことだ。それを実現したのは、八戸の駅弁調製元・吉田屋の吉田広城社長。
「銀座久兵衛のカウンターに座れるのは一部の人だけ。人を感動させる力のある久兵衛さんの味を駅弁で多くの人に伝えたいと思いました」(吉田さん)。
吉田さんは知人を介して、久兵衛の”旦那さん”こと今田洋輔社長に思いをぶつける。吉田さんの熱意が今田さんに伝わり、今年2月から吉田さんの責任監修で駅弁開発に入る。
そして4月26日(月)、いよいよ発売の日を迎えた。
駅弁名は「銀座久兵衛 五種のバラ寿司」1880円。蒸しアワビ、煮椎茸、ボイルエビ、卵焼き、イクラ、コハダ、そして焼きアナゴ入り。ご飯は特A米の青森県産まっしぐらを使用した。銀座久兵衛にはおみやげの「バラちらし」があるが、駅弁の内容は、近いものがありながら「バラちらし」の半額以下! これを食べずにいられようか。
この「銀座久兵衛 五種のバラ寿司」は、同じ4月26日に販売された「一流レストランセレクション弁当」5種類のひとつ。ほかに、「銀座久兵衛 鯖棒ずし」 1800円、「SATOブリアン厳選和牛ウニのせ焼肉弁当」 1580円、「分とく山 麻布和膳」 1580円、「分とく山 特製海鮮幕の内」 1400円がある。
家に篭らないといけないここ2週間。とびきりの吟醸酒を傍らに、久兵衛の味を家で楽しめばまた気分もよし。
発売駅=東京駅 「駅弁屋祭」「デリカステーション」など。
問合せ=吉田屋 http://www.koutazushi.com/