Google Homeとその設置方法
昨年末にAI スピーカーが欲しかったので、まずは日本ではアマゾンのエコーよりも、先に販売をされた、Google Home グーグルホームを購入しました。
通常のもの(14,000円)とミニ(6,000円)とがありますが、今回は、通常のものを購入。その理由としては、実際のデモ機で確認すると、ミニよりもかなり音がいいこと と、今回はビッグカメラで購入しましたが、通常のものにはGoogle Chromeキャストがついてきたから(この時は、通常品2個で20,000円 か、クロームキャスト付きかを選べました)
ちなみに、ビッグカメラで購入したのは、他の販売店ではこのようなオファーがなかったからです。ビッグカメラさんは、思い切った販促をしましたが、値引きではなく、ベタ付けのプロモーションにすることで、ブランド価値を下げずに販売促進ができていた、という感じです。
設置の仕方はいたってシンプルで、電源を入れ、グーグルホームのアプリをiPhoneにダウンロードし、自宅のWi-Fiに接続。あとは、アプリの指示通りにやるだけで、すんなりと接続できました。グーグルホームの取扱説明書も、いたってシンプルなものが1冊入っているだけです。
アップルは、取説をつけるほど複雑な製品は作らない、とのポリシーのもと、シンプルすぎるくらい何の説明もないに等しい取説が有名です。こちらは、アップルほどではないにしても、「シンプルに操作ができますよ」ということを証明したい思いが込められているようです。
Google Homeでできること
AIスピーカーが出た段階で、ほとんどの人たちは、「で、なにができるの?」ということが頭に浮かんだはずです。実際、今の段階では、音声での指示でできることは、グーグルプレイミュージックやSpotifyなどの、音楽アプリを通しての音楽の再生や、天気予報などの検索、自分の予定などを調べる、スマート家電の操作(私はやっていませんが)というところです。
今のところでは、正直に言って「できること」は少ない、という印象はぬぐえません。
購入した初日には、「音楽をかけて」と話しかけると、私が普段あまり聞かない JPOPをかけたので、「ジャズにしてくれる」と再度話しかけると、「すみません。わかりません。もっと勉強します」と健気に答えを返してきました。なんだか、愛嬌がありますよね。
しかし、こちらも使い方がわかってきて、さらに(当然ですが) AIスピーカーだけあって、この頃はジャズを流してくれ、と話しかけると「わかりました。Spotifyから、"朝起きたてにいい、ゆったり目のジャズ"を流します」とだんだん学習してきているのがわかります。
私個人の感覚では、AIは万能ではないし、どこまでいっても、万能であって欲しくないし、頼り切りたくはありません。
グーグルホームとアマゾンエコーを使って数日して、わかったことは、人間の方が工夫をしないと、まだまだAIは動ききらない、という点です。
アマゾンエコーとの比較
新しいものが好きで、好奇心旺盛、マーケターの私は、Google Homeだけでは飽き足らず、アマゾンのエコーも比較のために、買ってみました。
こちらはオフィスで使っていますが、まだ慣れなかった時には、アマゾンエコーに、「OK, Google」と声をかけてしまうという、AIスピーカーあるあるを、地でいってしまいました。
Google ホームと比較してみると、設置のシンプルさや、音質の良さ、といった、製品の属性的な点はほぼ同じ、と私は感じています。
こちらの特徴は、対応しているアプリの多さと、アマゾンプライムとの相性の良さが挙げられます。
一方で、今日の予定や天気予報は、私が、カレンダーやマップなど、Googleのアプリケーションを多用しているためか、Google Homeの方が正確に感じられます。近くの店を検索するときなど、より好みに近い検索結果と言えます。
やはり、 AIスピーカーのハードの部分よりも、プラットフォーマー側のコンテンツによって、差が出ている、というのが現段階での違いなのでしょう。