【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋照の坊

麺屋照の坊@茂林寺前にて、煮干しそば(醤油)。

オープンは、本年3月23日。

群馬県館林エリアのラーメンシーンに旋風を巻き起こした実力店が、こちらの『麺屋照の坊』だ。

北関東の中でも「両毛」と呼ばれる、館林(群馬県)、佐野(栃木県)地域は、従来から手打ち仕様の太麺を用いたラーメンを出す店が圧倒的な多数派を占める。

そんな中、煮干しラーメンの人気店『麺処晴@入谷』仕込みの先鋭的な1杯を引っ提げ館林に降臨したのが、同店ということになる。

ロケーションは、東武鉄道茂林寺前駅から徒歩7分程度。

茂林寺と言えば、童話・分福茶釜の舞台として有名。

同店の入口前にも巨大なタヌキの置物が鎮座し、訪問客を出迎える。

初訪問だったので、基本メニューと思しき「煮干しそば」の「醤油」を注文。

オペレーションは実に手際良く、待ち時間5分弱で注文の品が完成。

まずはスープをズズっと啜ってみた。

うん、これは美味い!

期待値を上げて足を運んだが、その期待を更に上回る出色の出来映え。

「煮干し」という素材の持ち味である、多層的で複雑玄妙なうま味を、これでもかと言わんばかりに丁寧に引き出していることが分かる。

粘度や濃度に頼らずサラリとした舌触りである点も、高評価に値する。

出汁をしっかりと受け止める力強いカエシの味わいも秀逸で、思わず「替玉」を要求してしまった。

パツンとした食感が心地好い硬ストレート麺の茹で加減も完璧で、改めて納得。これは、人気が出るのも当然だわ。

チャーシューの味が良いことも、特筆すべき事項。

次回は、「濃厚煮干しそば」を戴いてみたい。

ごちそうさまでした、またお伺いします!