こんにちは!
売れる仕組み創造ラボ、所長の理央です。
今号の特集は、「有休設備を稼働させるサイクルトレイン〜事業再構築の決め手は定義から」です。
売れない問題は手法では解決できません。
何事もユーザーの立場に立って、ニーズは何か?求められているものは何か?について、深堀することから始めましょう。
■目次
… 1.今週の特集
「有休設備を稼働させるサイクルトレイン〜事業再構築の決め手は定義から」
… 2.ビジネスコラム
「読書ホテル」
… 3.著作・イベントのお知らせ
… 4.編集後記
第1特集
【有休設備を稼働させるサイクルトレイン〜事業再構築の決め手は定義から】
サイクルトレインが流行っています。
サイクルトレインとは、自転車をそのまま電車に持ち込めるサービスのことです。
日経新聞によると、京阪電気鉄道が6月に走らせたサイクルトレインでは、チケットを発売開始してから、1週間もたたないうちに完売したそうです。
利用者は、40〜60代の男性が多いようで、記事には写真が載っているのですが、本格的なサイクリングのヘルメットや、ウエアを着て、自転車もまた本格的な、スポーツサイクルを持ち込む様子でした。
電車は普通の車両に、自転車を分解などせずに、そのまま持ち込むことができるのが便利なのだそうです。
大阪から京都まで走る電車だったので、利用者は「途中の駅で降りて、京都の嵐山までサイクリングする」とのこと。
全部の道のりはきついけれど、これなら楽そうですよね。
運賃は1人1000円と通常(440円)の2倍以上だそうですが、完売したのも納得です。
このサイクルトレインは、全国各地に広がっていて、ポータルサイトまであります。
私の出身の愛知県でも、豊橋鉄道渥美線がやっています。
平日は、10:00発~14:59発までの全列車
土日祝は、一部お祭りの日は除外ですが、終日全電車持ち込めるようです。
コロナ禍で人の多いところにいくことができず、運動不足にもなりがちな中、自転車で楽しもうという人も増えたようで、自転車の販売の市場も、ここ数年右肩上がりで伸びています。
そこに目をつけての新しい取り組みですよね。
鉄道会社としても、コロナで利用者が減っている中で、空いている電車の空間を、人間を運ぶのではなく自転車を運ぶことで、売り上げの機会損失を埋めることができます。
コロナで人の動きが減り、鉄道も一時期かなり大変でしたが、とても面白い取り組みだと思います。