【ミニ講座】大人の土壇場マナー 第14 回「理不尽なメールに対して怒りをにじませる」

大人の毎日は、土壇場の連続です。華麗に果敢に「大人のマナー」を駆使して、微妙なピンチをかわし、返す刀で自分の株を上げてしまいましょう。

 一方的に単価を半分に下げるとか、トラブルの責任を押し付けるとか、得意先から理不尽なメールが来ました。「フザけるな!」と言いたいところですが、ケンカしたら事態はさらに悪化します。しかし、黙っているわけにもいきません。

 まずは、深い怒りを静かに伝えましょう。「もし文字化けではないとしたら、どう理解していいのか困惑しております」と、メールの特性を織り込んで尋常ではない驚きを表現しつつ、丁寧な口調で返します。

 そのままメールで話を進めると、感情的な対立が深まりがち。怒りを伝えた上で「メールなのでこちらが違うニュアンスで受け取っているかもしれません。一度、お目にかかって……」と面会を提案するのが、解決に近づくための大人のアプローチ。メールに責任の一端を負わせるのは、相手に気持ちの逃げ道を与えるための小技です。



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