駅弁9・10「磯宴 タラバちらし」「いくら数の子弁当」/網走駅

 

 久しぶりの網走駅は思いのほか賑わっていた。構内の駅弁売店には列ができ、守屋社長が一人で忙しく対応している。

 私の番が来て、迷いに迷った末に「磯宴 タラバちらし」と「いくら数の子弁当」を買う。迷った理由は、もうひとつ「オホーツク弁当」をゲットするかやめるか。。

「オホーツク弁当」はオホーツク海で水揚げされた鮭やエビフライ、春巻き、焼売、ケチャップ味のスパゲティなどが詰められた幕の内で、よくある内容だが一品一品がすべてうまいのだ。網走駅のほかの駅弁が、カニ、イクラ、ウニ、ホタテなど海鮮尽くしなので、よけいにフツーの幕の内が印象的だからかもしれない。

 若い時ならともかく、いまは3個は食べられない。よって海鮮2つ。駅弁売店に併設されている喫茶コーナーでじっくり味わうことにした。

 いやあ、眼福、口福この上ない。

食べやすいサイズに解かれたタラバガニが大量のイクラと組んず解れつしながら錦糸卵が敷かれた寿司めしの上にのっている。寿司めしの中には刻んだ昆布が入り、磯の風味をアップ。なにしろタラバのワイルドな肉質感が感じられる。

「いくら数の子弁当」はほぐした数の子がご飯の中にまでこぼれ入り、ウワお!なんと贅沢な味だろう。ルビー色のイクラとゴールド色の数の子をごちゃまぜにして、魚卵めしにして頬張る。たまりませんね、魚卵好きなワタシにとっては極楽です。

 駅構内を仕切る社長に写真撮影を断られたので、駅前の本店に行き、専務の守屋嘉男さんをパチリ。社長とは何度もお会いしてるのに、いつも写真を断られるなあ(笑)。

 2月にしては暖かかった網走。モリヤ商店さん、いつも美味しい駅弁をありがとうございます。

1580円、1280円/モリヤ商店