起業塾の構想~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

起業塾の構想

■相場

日銀の追加緩和見送りと、ファンド勢の円買い加速により、ドル円は一時105円台まで行きました。

アベノミクスの失敗かと言われており、政府・日銀も口先介入をしていますが効果なし。

トルコリラ円も再び史上最安値更新で、一時35円台まで突っ込みました。

私のポジションも強烈な含み損で、ちびりそうです。

もはや見たくないというのが正直な気持ち(苦笑)。

39円や38円前後でエントリーした人は、含み損といっても1枚当たり2~3万円なので、気持ちがブルーというほどではないと思いますが、

私は44円からスタートしており、目論見は完全にはずれてしまっています。

確かに「ほったらかしFX」という自分の理論通りではありますが、予想以上の長期塩漬けの予感です。。。

■起業塾について

読者の方から、3月に開催した合宿(あなたのビジネスをダントツ化する、パーフェクト起業合宿)はどうだったのか、というメールをいただきましたので、ちょっとご紹介させていただきます。

実はあの合宿は非常に好評で、参加者からとても良かったと、あとからたくさんのメールもいただきました。

他の講師からも、「午堂さん、あんなに出して大丈夫ですか?」と言われたくらいです。(ちょっとうれしい・笑)

ただ、私のパートは2コマしかなく、2時間の講義にいろいろ詰め込み過ぎたようで、「頭がいっぱいで整理が必要」「やること多すぎて混乱」という声もありました。

また、先日、参加者の一人にその後のことを聞いてみると、「まだ手を付けていない」ということでした。

もう2か月近くが経つというのに。。。

合宿に参加して満足する、ノウハウを聞いただけで満足するというのが、ほとんどの人の反応ですかね。。。

そういえば私も10年前、買ったはいいものの、開封すらしていない情報商材を持っています(笑)。

こちらも10年前、神田昌典氏の1日セミナーに参加してもらったメールマガジンの書き方ノウハウ、広告ノウハウの教材もまったく見ておらず、書棚に飾られています。。。

買って満足、参加して満足するというのは、以前の私も同様でした。。

やはり、「こちらが話すだけ」「受け手は聞くだけ」ではなく、実践が伴うものにしないと、成果につながらないなと感じました。

そこで、じっくりビジネスモデルを練りつつ、並行してウェブサイトの制作を進め、終了時にはリリースと集客が始まっている、という実践的な講座を検討しています。

私が持っている情報や経験をお伝えしつつ、参加者みんなでワイワイやれば、話し合える仲間もできてモチベーションの維持にもつながるかと。

先日の合宿でも、仲良くなって直接会っている人もいるようですし、共同でセミナーを開催した人もいるそうです。

仲間、同士の存在は心強いですしね。

金額は未定ですが、半年間の講座、それに名刺制作とウェブサイト制作の費用を込みで30万円以内でと考えています。

高いでしょうか?

知人が受けている起業コンサルも30万とか50万とかすると言っていたので、それらよりリーズナブルでかつ実践的な内容にしたいと思ってのことです。

名刺はロゴデザイン+キャッチコピー+印刷。これだけで通常は5万円ほどかかります。

ウェブもコピーライティングを考えながら外注制作。ページ数にもよりますが、通常は10万円くらいかかります。コピーライティングまで丸投げすると20万円コースです。

なので、実際の講義&コンサルは15万円未満ということになります。

それに値段を安くすると、本気度の低い人も来てしまい、場のレベルを下げてしまうリスクがある。

あまり安いと自分もモチベーションが高まらないし。

逆に高くすると今度は集客が大変になるし、「これだけのお金を払っているんだから何とかしてくれるはず」などと依存心の強い人まで来てしまう。

それは「成果が出ないぞ」というクレームの元になりやすい。

実際、半年で100万も取る起業コンサルがいて、悪評が立ちまくっています。

このあたりの値付けは迷いますね。

とはいえ最初は集客が見えないので、第一期は安めの金額にして様子を見ようと思っています。

まずは体験セミナーをやってみる予定です。

次回も、合宿でお話しした内容を少しご紹介します。

仕事が速い人、遅い人

・仕事が早い人は相手の時間を尊重するが、遅い人は他人の時間を奪っていることに気が付かない

仕事がデキる人は時間にもうるさい。

それは自分の時間を大切にするだけでなく、相手の時間を大切にすることにもつながる。

逆に約束の時間に遅れて相手を待たせる人は、自分の時間にもルーズだし、相手の時間もどうでもいいと思っているということ。

これは、会議や商談などあらゆる場面で同じことが言える。

会議に遅れてくる人間は、そこで待っている数十人の時給を足すと、自分がどのくらい会社に損害を与えているかに思考が及ばない。

たまにいるのが「ちょっと近くまで来たので顔を出しました」「とりあえずお会いしませんか?」という人。

彼らは自分の都合だけで動き、面会することで相手の時間を奪っているということに気が付かない。

しかし、目的もテーマも共有することなく「とりあえず会う」ことに、まったく意味はない。

目的がなければ有益な結論など望めないし、テーマがなければ雑談で終わりかねないからだ。

アポなし営業も同様に、こちらは何の事前準備も検討もしていないのに、いきなり「どうですか」と言われても判断できないだろう。

残業や長時間労働が常態化している人も時間感覚が緩くなりがちで、「まだ時間がある」という甘さがあるため、気軽に同僚に話しかけては相手の時間を奪う。

もちろん、相手も同じタイプであれば問題はないのだろうが、それで成果が上がるだろうか。

しかし、自分が誰かに話しかける、誰かと会う、誰かと待ち合わせるということは、相手の貴重な時間、もっというと相手の人生の一部を自分のために奉げてもらっているということ。

だから仕事が速い人は、相手の時間を大切にし、自分に時間を使ってくれたことに感謝する。

彼らが同僚に話しかけるとき、「ちょっと5分だけいい?」と了解をもらうし、人と会うときは「○○の件でお打合せをしたい。資料を添付します。」とアジェンダを伝える。

だから会話はテキパキするし、面会でも相手は事前に考えてきているため、打ち合わせや結論もスピーディーになる。

もちろん、人間関係の潤滑油としての談笑や面会をすべて否定するということではないが、結果して生産性が高まるのはどちらか、ということだ。

私も、「この人、礼儀がわかっているな」と感じるのは、「ご相談したい」「食事しませんか」と誘われたとき、相手が菓子折りを持ってきたり、飲食代も先方の奢りという場合だ。

すると私も、「自分の時間を尊重してくれている」と感じ、その人に好感を抱く。何かしてあげたいと思う。

しかし逆の場合、つまり先方の都合で呼び出しておいて、コーヒーや飲食代が割り勘だと、「この人ダメだ」と感じる。

それは私がケチとかそういう問題ではなく(否定はしないが)、「こちらの時間を使い、情報だけ引き出しておいて、相手に対する配慮がない」という自己中心的な発想、他人に感謝するという発想がない、その精神性の低さにがっかりするということだ。

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