落語は今日も生きている-COREDO落語会の名高座-(8)橘家圓太郎「化物使い」 山本益博

落語は今日も生きている-COREDO落語会の名高座-

8、橘家圓太郎「化物使い」2017.4.8第9回COREDO落語会

第9回「COREDO落語会」の番組は次の通りだった。

開口一番 前座

宮戸川  三遊亭王楽

愛宕山  春風亭小朝

中入り

化物使い 橘家圓太郎

紺屋高尾 柳家花緑

圓太郎の高座の出番は中入り後で、通称「くいつき」と呼ばれる。休憩後、改めて落語を聴く空気を作りながら、トリ(主任)の花緑の高座を邪魔せずに、しかし、しっかりと笑いを取らなくてはならない。新鋭の落語家ではなく中堅の落語家の腕の見せ所と言ってよい。圓太郎が選んだ「化物使い」は、そういう意味でとても出番を心得た演目と言えるだろう。

記事の新規購入は2023/03をもって終了しました