【MBの"超"思考】ビジネスや恋愛・・・人間関係を円滑にするためには??【モテる男はあだ名を使う】



本連載、しばらく概念的な話が続きましたので今回は「具体的な話」を。仕事や恋愛で使える「対人関係」の話です。

人と人とのコミュニケーション、会話、付き合い方などは全て「その人との関係」「その人との役割」によって規定されます。

例えば満員電車の中で老人が立っていたとします。駅に着き一つ空いた席にまだまだ元気な50代のオッサンが老人を無視してサッと座ったとします。正義感の強い人なら「この老人に譲ってあげてくれませんか??」とオッサンに言うでしょう。・・・ところがこのオッサンが仮に「あなたの会社の社長」だとしたらあなたは同じセリフが言えるでしょうか??

人との会話は役職や立場など「自分との関係性」で規定されます。多くの人は「自分の雇い主」である社長に意見をすること文句を言うことが出来ません。それはその様に規定されているから言語が制限されているのです。無論人によって言える言えないなどの「性格や気質」の問題もありますが、真っ当に生きる社会人ならば「役割」で人を見て判断します。

例えば「自分のお父さん」と「彼女のお義父さん」と、全く同じ会話ができますか??

例えば「社長」と「部下」と、全く同じ会話ができますか??

・・・我々は役職や立場により「言葉」を規定されているのです。



▼私たちの言動は自由ではない

私たちは自分の意思で自由に「言葉」を扱っている様に考えがちです。しかし実際は役職・立場といった関係性、環境や場所・状況や背景に応じて言葉は「勝手に」規定されており、決して自由なものではありません。家では色々な意見が言えるのに、セミナー会場で挙手して質問する人はほとんどいません。ネット上では好き勝手な文句を言えるのに、現実世界では黙りこくってしまいます。言葉は自由なものではありません、実際はとても不自由なものであり自分の好きな様に使いこなせるのは限定的な状況においてのみです。私たちはこれをまず理解せねばなりません。「言葉は不自由なもの、関係性により規定されている」と。ここがまず第一歩です。

これを踏まえた上で・・・

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