駅弁6「SL大樹 日光埋蔵金弁当」/東武日光駅

 2017年8月10日に営業運転を開始した東武鉄道のSL「大樹」(C11型207号機)。

運行を記念して販売が始まったのが、二段重ねの豪華なこの駅弁だ。〝埋蔵金〞を思わせる金色の掛け紙、小判や印ろうをイメージした楕円形の容器は、見るからに金運が上がりそう。容器が黒いのは、もちろんSLをイメージ。石炭も連想させる。

 

一の重には日光高原牛のしぐれ煮や、揚げ巻まきゆばと野菜の炊き合わせ、最高級鱒ますの塩焼き、れんこんのきんぴら、鱒の団子など。二の重にはちらしずしや卵焼き、日光の漬物・けっこうづくめなどを詰め込んだ。言ってみれば、ぜいたくな変わり幕の内である。

 高品質牛肉である日光高原牛や、日光名物ゆばなど、地元の名産をふんだんに使っているうえ、調製元の十八番(おはこ)である鱒の総菜もたっぷり。

 駅弁として食べるだけでなく、家族への土産にして、おかずを肴さかなに晩酌しても楽しい。

 同封されたスコップ型のスプーンはなんと可愛い!ステンレス製で、「SL大樹」の刻印入り。私はコレクターではないが、こんなスプーンならいくつも集めたくなってしまう。

 日光にはJRと東武線の2つの鉄道駅があるが、駅弁は東武日光駅でしか販売していないのでお間違えなきよう。

 

1350円/日光鱒鮨本舗