八幡屋@山形にて、中華そば。
スープに牛骨を用いるとともに、チャーシューにも牛もも肉を使用。
ここまで牛を積極的に活用したラーメンは、山形県内でも珍しい。
加えて同店は、いわゆる山形市ラーメン四天王の一角に数えられる店舗だ。
山形市内にある、東の『八幡屋』、西の『大沼食堂』、南の『吉野屋食堂』、北の『いさご食堂』の4軒の老舗は、いわゆる「ラーメン四天王」と呼ばれ、数多くのラーメン好きから注目されている。
その内の1軒が同店である。
スープをひと啜りすると、端整なビジュアルとは裏腹とすら言える重厚長大な牛の芳香が鼻腔を包み込む。
牛チャーシューをかじりながら食べ進めていくと、知覚できる牛の存在感が加速度的に大きくなっていくのも見逃せないポイントだ。
海苔の上に大量の胡椒があらかじめトッピングされ、胡椒をスープに溶かし込みながら食べる仕様となっている点も面白い。
手揉み麺ライクな縮れ麺の舌触りも滑らか。
これはお見事!あっと言う間に完食してしまった。「四天王」の称号に相応しい名店中の名店だ。