80兆円の無駄"幼稚性の残る環境問題"~武田邦彦集中講座 今の話題を深く考える(8)

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◆どうなった?地球温暖化問題。整理しておきたい13の真実

多くの人が感じていることですが、今の日本人はかなり幼児化して、思考力を失っていると思います。原因の一つはテレビで、事実の報道がなされず、実質的にフェイクニュースで流れること、政治家が政治的な信念ではなく、次の選挙を考えて「日本のために」より、「次の選挙のために、環境などは良いと思うことを言っておこう」という言動をとることが主な原因と思います。

その一例を整理してみたいと思います。

1988年に突然、「地球が温暖化する」ということがアメリカから発信され、その年のうちに国連にIPCCという地球温暖化を扱う機関ができるという騒ぎになりました。この地球温暖化という問題を整理してみます。

1)地球は今、氷河時代で、多細胞生物が誕生してからもっとも気温は低い。

2)現在は氷河時代の中の間氷期にあり、あと1000年ぐらいは温暖な気候が続くと予想されている。

3)20世紀に入り、1940年までは温暖、それから1970年まで寒冷、そしてその後、温暖と気温は高くなったり低くなったりしている。

4)1970年まで寒冷だったので「寒冷化に備える」という研究が行われていた。

5)1988年にアメリカ議会の上院で「これから温暖化する」という演説が行われた。学会ではない。

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