みなさん、
はじめまして、木部 智之です。
私は日本IBMでシステム開発のプロジェクト・マネージャーをしています。また、2016年5月に著書『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(KADOKAWA)を出版しました。私の経験を仕事の速さの切り口から書いた本です。
今回、ご縁ありましてmineさんからAuthorとしてのお話をいただき、こちらで記事を掲載していくことなりました。
まずは簡単な自己紹介とmineで書いていく内容についてお話をさせていただきます。
私は2002年に日本IBMに新卒で入社しました。以来、キャリアの大半をシステム開発の現場で過ごしてきました。今のプロフェッションは、プロジェクト・マネージャーです。
自身のキャリアを振り返ると、ひとつの転換ポイントがありました。それは、2006年のプロジェクトでフィリピンメンバーと一緒に仕事をしたことです。私自身がキャリアやスキルについて考え直すことになったきっかけとなりました。
5人のメンバーと一緒に仕事をしましたが、彼らはみんなフィリピンの優秀な大学を卒業していて、母国語のタガログ語はもちろん英語はペラペラ、人によっては中国語やスペイン語を話せていました。そして、仕事では日本語を使っていました。しかも仕事も普通に優秀でした。
ですが、彼らはフィリピンのIT会社に属して日本で仕事をしていました。そうすると、私の人件費単価は優秀な彼らよりもはるかに高かったのです。それは単に日本という国の物価がフィリピンよりも高いからだけです。
ふと思いました。
彼らと並んで一緒にアメリカに行ったとしたら、自分はビジネス・パーソンとして買ってもらえるのだろうか?と。
まったくもって買ってもらえる自信はありませんでした。
それ以来、会社名や国によって人件費単価が守られるのではなく、『肩書なしでどこでも通用するビジネス・スキル』をつけなければ、と思うようになり、そういったビジネス・スキルをつける努力をしてきました。
私は現在、大規模なシステム開発のプロジェクトにアサインされており、私はその中で、13チームで300名の開発グループのリーダーをしています。
これだけのチームをマネージしていると、さまざまなスキルが必要となります。それは日本だけで通用するスキルではなく、世界中どこででも通用するスキルだと思っています。
私がこれまでに培ったスキル、大きなプロジェクトをリードするために駆使しているスキルなどをこのmineを通じてお伝えしていきたいと思います。
私の記事が少しでもみなさんのお役に立てればと思います。
どうぞよろしくお願いします。