[就職活動発想源] (31)売り手市場と言うけれど/(32)入社後一年間の挑戦

経営者向けメールマガジン『ビジネス発想源』で2012年まで300回にわたり連載され、6,000名以上の学生が登録し愛読した伝説的連載「就職活動発想源」が、当時就活生で現在は各業界の第一線で活躍中の若手社会人たちの強い要望により期間限定で公開!

就職活動生の皆さん、やがて就活をする学生の皆さん、どの業界も今は本当に人材不足。有能で優秀な皆さんがより良い就職活動に取り組めるよう、この再連載が少しでもお役に立てると嬉しいです。

また経営者の皆さん、人事部の皆さんも、優秀な人材を採用するためのヒントとしてこのコンテンツをご活用下さいませ。

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▼今回の「就職活動発想源」

《31》「売り手市場というけれど」(1206)

《32》「入社後一年間の挑戦」(1217) ※入社前の卒業予定者向け



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《31》「売り手市場と言うけれど」

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マスコミの情報を読んでいると、最近の就職事情は「売り手市場」だ、というような報道をよく見かける。

しかし、就職活動を頑張っている学生にとっては、「どこが売り手市場なの?」「学生だってけっこう大変だぞ」と、大した実感が湧かないのではないいだろうか。



そう思っている学生はまだ正常だ。

「今の就職市場は売り手市場だ」などというマスコミの報じる状況を鵜呑みにして、

「売り手市場なら、まだまだ大丈夫だよな」

「売り手市場だと新聞が言うのだから、まあそのうち引く手あまただろ」

なんてノホホンとしている学生は、はっきり言ってアホである。

本当に売り手市場だったとしても、そこまでアホな学生を欲しがる会社が多いいわけがない。社会というものはそんなに甘くはないのだ。



新聞はすぐ「今の就職市場は、売り手市場だ」「買い手市場だ」などと書きたがるのだ。

なぜなら、そう言えば新聞が売れるからである。

だが、学生の一人にとっては、…

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