豊浦彰太郎の「ぼくの好きなロサンゼルス」

豊浦彰太郎の「ぼくの好きなロサンゼルス」

3月下旬、ぼくはロサンゼルスを訪れた。3日間の滞在目的はもちろんワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の観戦だが、その合間を縫ってあちこち興味ある場所を探索した。LAを訪れるのは通算12度目で、アメリカの中でもっとも好きな都市なのだ。「好き」と言っても、いいオジサンなので「ディズニーランドマニアですぅ」とか「ハリウッドに憧れてマス」とかではない。街の成り立ちや古い建造物、ちょっぴりダークな裏の歴史に関心があるのだ。ぼくはレイモンド・チャンドラーのファンで、1940年代のロサンゼルスを舞台にした探偵フィリップ・マーロウものが大好きな影響もあるかも知れない。今回は、野球を離れた「トヨラショータロー的LA名所」を紹介したい。

ユニオン・ステーション

ロサンゼルスでもっとも好きな建造物。アムトラックの駅舎で、今は地下鉄も2ライン通っている。LAXからのダウンタウン行きの直行バスがここに着くので、ぼくにとっては、ここがLAを訪れる際の玄関口になっている。

駅舎はホント美しい。

古き良き時代の南カリフォルニアらしさに溢れている。チャンドラーのマーロウシリーズの最終作「プレイバック」は、マーロウがここから列車で南に旅立つ場面から始まっている。

また、屋内が魅力的だ。ぼくは、ここの待合室で、行き交う人々を眺めながらぼーっと時を過ごすのが好きだ。



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