豊浦彰太郎のDAZN放送後記「ぼくが、南アフリカに幸多かれと祈らずにはいられない理由」

豊浦彰太郎のDAZN放送後記「ぼくが、南アフリカに幸多かれと祈らずにはいられない理由」

5月1日(月)、午前2時過ぎからDAZNでMLB中継の解説を担当した。イチローの所属するマーリンズ対パイレーツの一戦だった。結果は、マーリンズの大勝(10対3)だったが、このゲームでちょっぴり残念だったことがふたつある。ひとつは、ナイトゲーム翌日のデイゲームということで、本来は第4の外野手であるイチローの先発出場の絶好の機会(レギュラーを休ませることが多いのだ)であったにもかかわらず、それが叶わなかったこと(代打で四球だった)、そしてもうひとつは先日鮮烈なデビューを果たしたばかりの史上初のアフリカ人メジャーリーガーであるパイレーツのギフト・ンゴーペイが出場しなかったことだ。

ンゴーペイは南アフリカ共和国出身。Gift Ngoepeと綴るので、日本のメディアでは「ンゴエペ」と記しているケースが多く見られたが、球団発行の広報資料で確認する限り、n-GO-payと発音せよ、とある。

地球の裏側にある南アフリカだが、実はぼくは一度訪れたことがある。それは、21世紀になってそんなに年月を経ていない頃だった。南アに行って学んだことは、どんなに遠い所にも飛行機に乗り続ければいつかは着くということだ。

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