自己紹介を兼ねた所信表明



自己紹介を兼ねた所信表明

みなさん、新年あけましておめでとうございます。豊浦彰太郎(とよらしょうたろう)と申します。これから、『mine』で週1回のペースでコラムを書かせていただきます。ひとつ、お付き合いのほどよろしくお願い致します。

今回は、本格的な投稿を前に自己紹介をさせていただきながら、何をモットーに何を書いていきたいのか、お話させていただきたいと思います。

わたしは、物心ついた頃は巨人V9の真っただ中だった世代です。そして、2003年から2008年までスカイパーフェクTVのMLBライブで解説者を務めさせていただいたのが、メディア関係の仕事のスタートでした。『スカパー!』での放送は2008年限りで終了したのですが、そのオフからブログを書き始めたのがきっかけで、メジャーリーグ専門誌『SLUGGER』にちょぼちょぼ寄稿させていただくようになりました。2013年3月から昨年暮れまでは、『まぐまぐ』でメルマガも発行させていただきました。

現在は、ライターとしては『SLUGGER』と、スポーツ専門チャンネル『J SPORTS』のHP、『Yahoo!ニュース個人』等に寄稿しており、昨年は海外スポーツ中心のウェブ放送『DAZN』(ダゾーンと読みます)で解説者復帰も果たしました。

実は、私にとってこれらの野球関係の仕事は本業ではありません。あくまで、趣味と実益を兼ねてやっています。ですので、野球界に棲む人間ではない「アウトサイダー」としての視点は、常に大切にしたいと思っています。

昨年、国境なき記者団が日本の報道の自由度を前回より11ランクも下の72位としました。政治のジャーナリズムへの介入が危惧された結果だというのですが、スポーツ報道においても、率直に言ってメディアが取材対象から健全な独立性を保っていないケースもあるように思えます。しかし、わたしは基本的に業界外の人間であり、野球界に知己は皆無です。したがって、だれも気遣う必要もありませんし、万が一この世界から弾き出されても、生業ではないため私自身の生活には何の影響もありません。

また、私が発信するのは「ニュース」ではなく「論評」だということも予めお知りおきください。再三繰り返しているように、私はメディアの世界に属する人間ではありません。したがって、少なくとも日本のプロ野球に関しては、取材パスを持ち内部の人々に取材なりインタビューなりを行える立場にありません。わたしの情報ソースは各媒体で報じられているニュースそのものであり、それをベースに「私見」を述べているのです。言い換えれば、私のみが知り得る情報などないわけで、読者のみなさんも含めだれもがアクセスできるニュースを当然のこととして受け入れるのではなく、「ちょっと待てよ」と思ったことを発信しているのです。ですので、読者全員に受け入れられることなどハナっから求めていません。私自身、少数派意見を述べることはとても重要と捉えています。

理屈っぽい話はその程度にとどめて置き、これから何を素材に書くつもりかと言うと、(日本人選手に限定しない)MLBの時事ネタ、NPBの時事ネタ、MLBの歴史、今までに訪れた内外の名所・球跡、そしてシーズンが始まればウェブ中継で担当したゲームの評論、などを予定しております。

それでは、みなさん、末永くお付き合いいただきますよう、お願い申し上げます。