【MBの"超"思考】90%以上の人は本質が見えていない。だから何事も失敗する。

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1.90%以上の人は本質が見えていない。だから何事も失敗する。

2.Q&A「欲求交差点について」





ビジネスであれ人間関係であれ、何故多くの人は失敗するのでしょうか。原因はもちろん色々ありますが・・・一つに「あまりにも”本質”に着目しないから」というところがあります。

多くの人は表層的なところばかりを見てしまい、物事の本質まで思考を巡らせることをしません。思考も身体的な運動と同じで疲労するものですからね、人間は疲労する面倒なことを常に避ける傾向にあります。

本質にたどり着く様に思考せず表層的なところだけをさらうのは生物である以上仕方のないことなのかもしれませんが。しかしながらそこに「成功」と「失敗」を分ける壁の様なものが存在すると私は考えています。

例えば私のファッションブログ「KnowerMag」。3年間で100万PV、有料メルマガ会員数9000人を達成した事業ですが・・・最近は私のブログを真似る人が多い様でファッション関連のブログが増えています。幸いにもそういった人たちの話を聞く機会もあるのですが、得てして「雑誌連載などの露出があるから成功したのかな」「MBさんが有名だから成功したのかな」「今までにない情報を生み出したから成功したのかな」と表層しか見えていない様です。

そうして彼らは「ブログをマネタイズするにはまずどこかに連載を持つことだ!!」「ブログでマネタイズするにはどこにも書いていない情報を書くことだ!!」など少しズレている行動を起こすのです。今回は関係ないので深堀りしませんが上に書いていることは全てどれも本質ではありません。

いや、そもそも彼らの根底にある「間違い」は「マネタイズ」だと思っています。当たり前ですがビジネスを志す人は「マネタイズ」が大好き、しかしここに実は若干の齟齬があります。

そもそも「マネタイズ」とは何か。「お金を稼ぐ」とは何か。このあたりに30分で良いので思考を巡らせて欲しいのです。多くの方がここを認識できていません。「お金を稼ぐ」とは「お金を得る」とはどのような状態で発生することなのですか??

お金とは誰かが喜んだ時に支払われるものです。つまり「誰かを喜ばせる」という目的が達成されて生まれる「副産物」です。主たる目的は「喜ばせること」であり、従となる副産物が「お金」です。それを「お金をもらう目的」で動くと主従がこんがらがり「本質」を見失うのです。何故なら「お金をもらうための行動」と「誰かを喜ばせるための行動」は異なるからです。「いや結果的には同じことだろ」と思うかもしれませんが、実は明確に違うことです。このあたりは後述しますのでご安心を。

というわけで今回は「本質を見誤ること」「本質の見つけ方」を具体例とともに語ります。

私はこの「本質を理解すること」を真に理解した瞬間から行動が変わりました。そして結果的にビジネスは大きく好転する様になりました。騙されたと思って少し読んでみてください。人生変わる人が出て来る話ですよ。



「炎上」は誰のためにやっている?

まず本質を見誤っている例を挙げましょう。

・ブログでのステルスマーケティング

本質が見えていない典型例ですね。もちろん時には「ステマ」が必要な時があるでしょうが、多くは本質を見誤っていると言えます。

企業からお金やモノをもらって「これ良いですよ」とさもナチュラルであるかの様におすすめするのがステルスマーケティング。芸能人ブログで紹介されるもののほとんどが「ステマ」だった時がありましたね。最近は少し落ち着き気味かと思いますが、まだまだステマを行なっているメーカーも企業も沢山知っています。メーカーにとっては効果的なのですね。そう、ここで言う「本質を見誤っている」のは「ブログを書いている」芸能人やブロガーの方です。

なぜ本質を見誤っているか、というと媒体の価値を自ら下げている・・・目先の餌につられて自分で自分の首を絞めているからです。

前回の話を読んだ方はピンと来るかと思いますが・・・

【MBの"超"思考】「副業」にノウハウやスキルは必要無い!!2017年のビジネストレンドである「未完成の文化」

前回の投稿で、雑誌の売上が落ちている理由はネットに対してスピードが劣ること、情報の信頼度が相対的に下がったからと書きました。スピードは説明せずとも分かることですね。情報は生き物です。1ヶ月前の情報と今まさに起こっている情報はニュースであれファッションであれいかなるものでも価値が異なります。スピードがあるものの方が優れていることの方が圧倒的に多いですね。

では次に「情報の信頼度」について。信頼度が下がった原因は「広告」です。どの雑誌も広告主を大事にしています。例えばここまで需要が高まっているのにメンズファッション雑誌はユニクロの特集などが大々的に組めません。それは広告主に遠慮してのことです。出稿してくれているブランドに気を配るあまり、多くの顧客が望む情報を発信できないでいるわけです。別にユニクロの例じゃなくとも、例えば広告出稿しているブランドのアイテムは基本的に批判もできないでしょう。カタログ的な情報に成らざるを得ないのです。ところがネットは違う。ユーザーがユーザーのために情報を提供できる土壌があるため信頼度がそもそも違うのです。ネットの登場で雑誌の相対的な価値は「スピード」「信頼度」の面において大きく下がってしまったと言えます。

さてここまで説明すれば「ブログでステマをすることが本質を見誤っている」という主張が理解できるはずです。情報の価値を高めなければ人は読んでくれない、集まってくれないのに、「ステマ」により目の前の少額の餌と引き換えに媒体価値を下げているのです。この構造は雑誌の衰退とさも似たり。芸能人の場合は別にブログで食べているわけではないでしょうから、「小銭稼ぎ」でブログそのものの価値を落としても別に問題ないでしょう。ただブログで生計を立てている多くのブロガーさんはステマについてもう少し深く考えた方が良いと思います。

そういえば「ファッションブログ」は酷い状況で。実はアパレルは極めて薄利のため他業態と比べて広告宣伝費をあまり割くことが出来ません。そのためファッションブランド品のアフィリエイト(ネット上で宣伝してお金を得る仕組みのこと)が少ないのですね。ですから、多くのファッションブロガーさんは「数限られたアフィリエイト対象の商品の中で、宣伝できるものを探す」わけです。これほど本末転倒な話も珍しい笑。

「自分の知見を使って面白い、有益な情報を提供する」ことがそういったファッションブログが存在する社会的意義なわけです。つまりね・・・「うわーこれ格好良い!!素晴らしい!!皆これが良いよ!!」ではなく・・・「アフィリエイト対象品がこれしかないから、これちょっと格好悪いけどまあいいか。おすすめだよ!!」と言っているわけなんですよ。これではうまくいくはずもない。冒頭で語った「副産物であるお金を”目的化”してしまった」典型例と言えるでしょう。だから世の中のファッションブログはロクなのがありません。残念ながら。知見もない大学生がアフィリエイトできるモノの中からテキトーに選んでいるのが実情。ショップスタッフがお客様に「Sでも伸びるから大丈夫スよ」と騙して販売している構造によく似てる。切り口が違うだけでアパレルは結局騙し騙されの世界なのか・・・悲しくなります。

ちなみにわたしのメルマガは企業からの広告宣伝以来は受けていません。上の通り、情報とは信頼が重要であり信頼とは広告から離れたところにあるからです。だから私は「自分のお金で買って、自分の体で着て、自分の手で文章を書く」ということにこだわっています。物事の成り立ちや本質を考えると正しいビジネスの方向性が見えて来るものです。



・炎上させるネット民たち

続いて「炎上」について。

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