価格が高騰したウナギに代わり、豚の蒲焼弁当が登場したのは2011年のこと。
岡山市にある”豚蒲焼き”専門店の「かばくろ」と姫路市の調製元・まねき食品が共同開発し、駅弁大会に初出場した。かばくろの”ぶたかば”が岡山のご当地グルメとして認知度を高め始めたころだ。
豚はバラ肉を使用。ウナギをさばくように肉を開いて網にのせ、炭火で丁寧に焼き上げる。タレはウナギの蒲焼きに使うものをそのまま使用しており、香りも見た目もウナギの蒲焼きだ。
ほどよい焦げ目をつけて焼きあがった豚蒲焼をのせるご飯は、醤油や塩などで味付けした、だし飯。コンニャクやきんぴらごぼうなどを混ぜ混んでいる。
副菜には菜の花のごま和え、ポテトサラダ、柴漬けなどを添えていた。
肉は繊維の奥までたれが染み込み、ウマウマ! 冷めてもやわらかく、味の良さは変わらない。
復刻はないかとまねき食品に電話してみたが「ありません」とひとこと。またまた残念。
1030円(当時)/まねき食品