「HIDEMI SUGINO美術館」その10~スーボワ(山本益博)

HIDEMI SUGINO美術館10;スーボワ

赤い果実カシスの香りと味わいが印象的なお菓子です。カシスで忘れられない思い出があります。1974年、フランスへ2度目の食べ歩きに出かけたとき、パリのレストラン「グラン・ヴェフール」のデザートでカシスのソルベ(シャーベット)を食べました。匙で掬って一口食べた途端、赤い果実そのもののイメージの刺激的な香りと味わいが口中を占領し、痺れました。それまで、苺しか知らなかった私は、このときからカシスの虜になりました。「スーボワ」をいただくと、必ず思い出すのが、40年以上前のカシスのソルベなんです。

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