アメリカに叩かれるファーウェイの今後・ALBERT株とラスクル株等

■アメリカに叩かれるファーウェイの今後・ALBERT株とラスクル株等

 最新刊の『2019長谷川慶太郎の大局を読む』(発行:李白社、発売:徳間書店)が大好評発売中です。貿易戦争から覇権戦争へと様相を変えた米中の争いを中心に、人手不足とキャッシュレス化が襲う日本、右肩下がり経済のヨーロッパ、明暗が分かれたBRICSなどについて詳述しました。ネット書店や全国の大手書店で入手できますので、ぜひご一読ください。

●トヨタ自動車をも凌駕する1兆5000億円近い年間研究開発費

 中国の通信機器最大手であるファーウェイ(華為技術)の創業者の娘、孟晩舟副会長兼CFO(最高財務責任者)が12月1日にカナダの司法当局によって逮捕されました(12月11日に保釈)。孟晩舟副会長がイランと違法な取引をしたという容疑でアメリカから拘束を要請されていたために逮捕したのですが、容疑の内容も逮捕の経緯も詳細についてはまだ不明なところが多く残っています。

 ファーウェイは株式を公開していませんが、2017年の売上高は前年比15.7%増の6036億元(9兆9000億円)、純利益も同28.1%増の475億元(7790億円)でした。日本企業で売上高6位の日立製作所(9兆3686億円)より上なのでファーウェイの企業規模は日本国内であれば6位になります。また、ファーウェイの研究開発費は前年比17.4%増の897億元(1兆4700億円)と売上高の15%近くを占めました。さらに過去10年間の総額では3940億元(5兆7240億円)にも上っています。

 他の世界的な企業と比較するとファーウェイの年間研究開発費は、世界トップのアマゾン(1兆8000億円)、2位グーグル(1兆5600億円)、3位インテル(1兆4700億円)と並んでファーウェイ、以下、サムスン電子(1兆4260億円)、フォルクスワーゲン(1兆3588億円)、マイクロソフト(1兆3477億円)、アップル(1兆1230億円)、トヨタ自動車(1兆0500億円)よりも多くなっています。日立製作所(3500億円)と比べると4.2倍です。

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