No.56 良いアドバイスができる大人になる秘訣~後輩や子どもに将来のことを相談されたら~

1. これが正解なんてない

こんにちは。

ダイエットアカデミー代表の上野です。

先日、16歳の男の子の進路相談に乗ってきたのですが、実は僕、これまでもたびたび進路について相談に乗ってきたことがあります。

個別に進路相談に乗ってきた人は、20人をゆうに超えていると思いますが、学校で行う講演の後の進路相談などを含めると、かなりの数になります。

今日、進路相談をしたいとやってきたのは、高校2年生の男の子。

個人情報なので、詳しくは話せませんが、将来自分がなりたい職業があるけど、大学に行くべきか就職すべきかで悩んでいる男の子です。

僕はいつも思います。

生まれてたった17年くらいの経験で、将来のことをジャッジするのは不可能に近い、と。

ましてや、正解はないので、答えが出るはずはありません。

もし、答えがあるとしたら、行動した結果しかない。

正解があるとしても、行動した結果が正解でしかない。ということです。

ただし、どんな選択をしても不正解ということもありません。

「大学へ行ったほうが正解だった」

「就職したほうが正解だった」

というのはなくて、自分が行った方向、進んだ道が答え。

なぜなら、行かなかった道は行ってないんだから、わかるはずもありません。

そして、進んだ道を正解にするか不正解にするかは、自分の行動と成果でしかないのです。

歳を重ねて、経験を積んだから、正解が得られるというわけでもありません。

年齢も関係ないです。

だいたい、日本人と会話をしていて思うのは、日本人は海外の人と比べて正解を求めたがるなってこと。

大学行くのがいいですか?就職するのがいいですか?の相談を例に挙げると、正解を聞いて、仮に大学に行ったとします。

次は、大学院に行ったほうがいいのいか?就職したほうがいいのか?

また正解を誰かに聞かないと、行動できなくなります。要するに、クリエイティブな行動ができなくなるのです。

人生は選択の連続ですが、その選択のたびに、自分で考えて行動ができず、人に影響されていたら、もう自分の人生じゃなくなりますよね。

でも、その傾向は、大人になればなるほどひどくなっていって、マニュアルがないと仕事ができない人になっていきます。

「教えてもらってないからできない」という残念なビジネスパーソンを生んでしまいます。

マニュアルがないと出来ない人なんだなというのは、会話をしたら、すぐにわかります。

会話のテンポが遅かったり、話の応用が利かなかったり、一を言って十がわからなかったり。

あと、世界が狭い人、視野が狭い人もそうです。

お堅いといわれる業種である公務員や銀行マンも、休日や仕事が終わった後にいろいろな業種の人と交流すれば世界が広がるのに、

副業やアルバイトはできないにしても、そういう人たちと交流するだけでも世界は広がるのに、家と会社の往復しかしておらず、土日は自宅で家族サービスに費やすという人が結構います。

そういう狭い世界で生きている人は、会話をすると応用が利かないのがわかります。

応用が利かないと何が困るか?

マニュアルや命令に依存して生きているので、トラブル、パニック、ピンチになった時に対応できないのです。

日本で「学校で教わってない○○」というタイトルの本やテレビ番組が多いですが、この時点でもうだめかなとさえ思います(笑)

ああいう表現になる時点で、もうクリエイティブじゃないです。

教えてくれないからだめだ、というのは責任転嫁です。

そうじゃなくて、自分が学んでいないだけなのです。

僕もこれまでいろいろな人に教わったけど、自分から学ぶためのアクションはその都度、起こしてきました。

今日みたいに学生の人生相談に対するアドバイスも、どこかで教わったわけでもないし、資格を持っているわけでもありません。

でも、ちゃんとその子たちに、道しるべになるものを渡せているのはなぜかといったら、自分でアクションを起こして失敗もしたし、考えたりしているからできることなんです。

ヘタなカウンセラーより、進路指導の先生より良いアドバイスができる理由は、やっぱり自分で考えて、行動を起こしているからだと自負しています。

その子にも言ったのですが

「まずやってみればいい。」

「ダメだったら引き返せばいい」

どちらもノープロブレムです。

僕が人生でもっとも愚かなことだなと思うのは、後悔することです。

そして、後悔には2種類あります。

ひとつは、やっておけばよかった、という後悔。

もう一つは、やるんじゃなかった、という後悔。

どっちが後悔の度合いが高いでしょう?

分かる人もいると思うけど、やっぱり、やっておけばよかったという後悔のほうがだんぜん後悔の度合いが高いわけです。

学生の時に勉強しておけばよかった、という大人は多いけど、学生の時に勉強するんじゃなかった、という人は少ないと思います。

95%と5%、それ以上違うと思います。

もっと勉強しておけばよかった、という人がほぼ100%といってもいいと思います。

その子に「君はどっちに進みたいの?」と聞いたら、「大学に行きたい。自分の行きたい大学がある」と言いました。

だったら、行ったらいい。

それで、ダメだったら、辞めればいいのです。

大学を途中で辞めるデメリットと行かなかった時のデメリット、どっちが後悔するって聞いたら、

彼ははっきり「行かなかった時のほうが後悔する」と答えました。

じゃ、行ったほうがいいですよね。

行ける学力もあって、学費もあるなら行ったほうがいいし、お金がないなら、アルバイト、奨学金でもなんでも手段はあります。

でも、「行けばよかった」という後悔だけは絶対しないほうがいいんじゃない?という話をしました。

彼は学校の先生とか親に相談しても、そんな話をしてくれる人はいなかった。と喜んで帰っていったのですが、答えを出したのは、彼自身です。

アドバイスをする人は、正解を渡したらだめ!道を示すのはいいけれど、こっちが正解だよというのはダメですね。

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【今週の目次】

1.「これが正解」なんてない

2. 逆算の法則

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