眠気対策には食休み(結城浩「書くという生活」)

こんにちは、結城浩です。

結城は毎日コンピュータに向かって書き物をしています。そこでの最大の敵は「眠気」です。眠いと文章は書けません。むりやり書こうとしても、次第に頭がぼおっとして、だんだん何を書いているのか自分でもわからなくなってしまいます。そんな中で仕事を続けても、量も書けないし、書けた文章も質がよくない。時間ばかり経ってしまいます。

仕事したい! 文章書きたい! という「はやる気持ち」があるため、昼食後すぐにコンピュータを開いてテキストをぱたぱた打っていたのですが、少しすると、眠気がやってきます。

あるとき「じつはきちんと食休みをとったほうがいいのではないか」と思うようになりました。「食休み」つまり「食後の休憩」ですね。

ともあれ、自分の「眠気」がいつ来るかを調べてみることにしました。その結果、昼食後もっとも眠くなるのが「1時間後」くらいだとわかりました。これは仕事をやっていてもいなくても同じです。これでは、昼食後すぐに作業すると、ちょうどノッてくるタイミングで眠くなることになります。

これはもったいない。

ということで、昼食を食べてから「1時間半後」に仕事を始めるようにしてみました。1時間半の食休みです。昼食後すぐは眠くないのですが、あえて仕事を始めるのはやめました。

ビデオを観たり、ぼんやりしたり、ツイッターしたり。そのうちに「あ、ちょっと眠いかも……」という時間がやってきます。そしてそれが過ぎた1時間半後から午後の仕事を始めるのです。

この「食休み作戦」は、うまくいきました!

食休みをきちんと取ると、あとは集中力も途切れず、量も質も満足のいく午後の仕事ができるのです。これはうれしい!

食べ終わったから、さあすぐ仕事!と焦っていけないのですね。「自分」というハードウェアの特性を理解して、うまく「自分」を使っていきたいなと思ったのでした。

みなさんはいかがですか。

どんなふうに昼食後の眠気対策していますか。

結城メルマガVol.033より)