「キャリア官僚はどのくらい稼ぐのか?」「ビットコインの本当のリスク」『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』

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こんにちは!

大村大次郎です。

以前、改行がなく読みにくいという感想をいただいたので、しばらく恣意的に改行をしていたのですが、私のスマホやパソコンで見てみると、恣意的な改行をするとかえって読みにくいことがわかりました。だから、今回から恣意的な改行はせずに、元の方法に戻しています。もし、読みにくいという方がおられましたら、お手数ですがご一報いただけないでしょうか?まぐまぐ側と改善策を講じますので。

では本題に入りますね。

今日は「キャリア官僚はどのくらい稼ぐのか?」「ビットコインの本当のリスク」の二本立てです。

●キャリア官僚はどのくらい稼ぐのか?

最近、元国税庁の佐川長官など、キャリア官僚がよくニュースに取り上げられます。キャリア官僚というのは、官僚の中でもっとも難関な採用試験を受かった人のことです。官庁職員の中で1%程度しかいません。このキャリア官僚については、いろんな問題が取りざたされていますが、中でも、退職後の天下りが、たびたび世間から批判を浴びています。彼らは、天下りにより、莫大な収入を得ていると言われています。本来、官僚というものは、それほど大きなお金を稼げる職種ではありません。安定した職業ではあるし、日本人の平均収入よりは若干、高めではありますが、国民の目もあるので、それほど給料は高く設定できないのです。だから、中小企業よりはいいが、大企業には及ばない、というのが、官僚の給与設定になっています。だから、本来、官僚というのは「サラリーマンの中では、収入もいいし安定している」というだけの職業なのです。

が、キャリア官僚だけは別です。キャリア官僚たちは、サラリーマンでは到底手にすることができないような大金を得ているのです。キャリア官僚が、生涯でどれくらいのお金を稼いでいるのか、統計調査などは行われておらず、正確な実態は明らかになっていません。が、あるキャリア官僚が、「自分の先輩がどのくらい稼いでいるのか」を調査し、記録した資料があるのです。

週刊朝日の2012年8月3日号に載った次の記事を見てください。



元国税庁長官が極秘作成 幹部の「天下りリスト」と「生涯賃金10億円」の証拠

本誌が追及してきた元国税庁長官の記事が波紋を呼んでいる。元長官が極秘で歴代財務事務次官(25人)、国税庁長官(25人)の納税調査資料を作成し、財務省に衝撃を与えているのだ。

 この元長官は、財務省主税局、国税庁で一貫して税制改革に携わり、"税のスペシャリスト"として、現在も永田町、霞が関、財界に強い影響力を持つ大武健一郎元国税庁長官(66)だ。週刊朝日に告発した妻(61)によると、大武氏は国税庁長官在任中(2004~05年)、「先輩の資産を辞めるまでに調べ上げてやる」と語っていたという。

 その資料には、歴代国税庁長官、財務事務次官の01~04年の天下り先と、納めた所得税額が記されている。税理士に依頼し、その所得税額から、03、04年に得た給与収入を推計した。

推計年収は内部資料に記された所得税額が、すべて給与収入によるものと仮定し、算出した。不動産、株など、他の収入は考慮していない。たとえば、国税庁長官から公正取引委員会委員長に天下り、現在も在職中の竹島和彦氏は03年の推計年間給与収入が2983万円。また、国税庁長官と大蔵事務次官の経験者で、天下り先が日本たばこ産業会長やイオン社外取締役であった小川是氏は、03年の推計年間収入が5427万円だった。

事務次官、国税庁長官経験者らの退職金は約7千万円で、「わたり」をうまくやれば、生涯で8億~10億円を稼げるとも言われる。大武氏の・極秘調査・のおかげで、その実態がリアルに明らかになった。(2012年7月23日 週刊朝日配信)

~記事ここまで~

この記事を見ると、最高幹部に登りつめて退職したキャリア官僚は、だいたい生涯で8億円から10億円の収入を得ているというのです。普通のサラリーマンの生涯収入の4~5倍です。しかも、彼らはこの金のほとんどは退職後の10年足らずのうちに稼ぐのです。ここで言われている「わたり」というのは、天下り先を数年ごとに変えていき、いくつもわたり歩くということです。この「わたり」によって、彼らは短期間で巨額の荒稼ぎをするのです。もちろん、天下りを受け入れる企業は、それなりの魂胆があるわけです。そういう官民の癒着が、日本の政治経済を大きく歪めているわけです。

●仮想通貨ビットコインの本当のリスク

今回もまた仮想通貨のお話です。

これまで3回にわたって、仮想通貨のリスクのお話をしてきましたが、これで一応、最後にしたいと思います。仮想通貨については、いろいろ思うところがあり、4回も書いてしまいました。仮想通貨については、世間の人は「今一つ、どういうものかわからない」と思っておられるのではないでしょうか?にもかかわらず、価値が上がっていて儲けられるという話なので、飛びついてしまったという方も多いと思われます。だから、仮想通貨の本質について、もっと情報がさらされるべきだと筆者は思っております。だから、これほど何回も仮想通貨について書かせていただいたわけです。





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