
1. カラダもココロもみじめ
こんにちは。
ダイエットアカデミー代表の上野です。
では、先週に引き続き、「上野啓樹ができるまで」シリーズです。
「壊れ始めた27歳の僕」までが前回のお話。
その結果、2年後どうなったか?
それまで身長173センチ、体重65キロ、体脂肪15%のだったカラダが、15キロ増えて体重80キロ、体脂肪29.8%に……
二重あごで三段腹、パンツ類はすべて変え、大き目の服しか入りません。
当時の写真がほとんど残っていないのは、太っている自分を撮りたくなかったからでしょう。
そんなある日、2年ほど会っていない妹から誕生日プレゼントで当時、流行っていた“ピチT”が送られてきました。
しかし、悲しいかな着てみたら小さすぎて入りません。
友人にも手伝ってもらってなんとか着ようと試みてみたいのですが、胸の位置でTシャツがつっかえてしまったのです!
僕の変わり果てた姿を知らない妹は
「えっ!? せっかく送ったのに着られないの?お兄ちゃん、Lサイズだったよね?」
特にオシャレというほどでもなお僕ですが、このまま着られない洋服が増えると……
「どうにかしなければ…」と悩み始めた矢先、昔のサッカー仲間から
「人数足りないんだけど、久しぶりに試合に出てくれない?」
と頼まれました。
サッカーには復帰はしたい。
けれども、デブになった自分が走れるだろうか?
ホイッスルが鳴り、試合開始10分後、早くも息が上がり、走れなくなりました。
2年前、フル出場しても足りないくらいスタミナには自信があったのですが、それが、まさか10分足らずで引っ込むわけにもいかず10分ほど走ったところで「足がつった!」と嘘をついて交代しました。
その時の情けないみじめな気持ちといったら……。
2年間、まるで自分のカラダと向き合わなかったことを、その時、強烈に反省しました。
体型だけではありません。
冷え性で寒がり。 ヒート・テックならぬ“ミート・テック”が29%も全身についているのに、なぜ寒いのか首をひねるばかり。
風邪も引きやすく、便秘もひどくなり、5日間、便が出ないこともザラにありました。
その上、カラダが重くなったことが原因で腰痛にもなり、高いマッサージチェアを買ったり、整体に通ったりしなければならないはめになったのです。
太るデメリットは、体調が悪くなりお金がかかるだけではありません。
メンタルも坂を転がるように悪くなります。
体型を隠す服しか選べないので、外出するのがとても嫌になるのです。
おしゃれもプライベートも楽しめません。
その結果、自分に自信が持てず、人と会うのが億劫になります。
毎日が全然おもしろくなくなります。
「これからどうなるんだろう?」と未来も悲観しがちになり、気持ちがどんどん暗くなっていくばかり。
けれども、これは誰のせいでもありません。
結局、悪い生活習慣を積み重ねてきた自分のせい。
悪い積み重ねは、“罪重ね”なのです。
こんな自分は嫌だ!人生を変えたい!
絶対にダイエットに成功してやる!
そう思うようになり、心機一転したのが29歳の時でした。
2. ダイエットホッパー
ホッパーとはバッタやイナゴのこと。
それからの僕は、いろいろなダイエット法を見つけては失敗し、その都度ピョンピョンと次のダイエット法に飛び移るダイエットホッパーになったのだピョン!
まずは、痩せるためには、前のように運動をするしかない!
そう考えました。
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【今週の目次】
1.カラダもココロもみじめ
2.ダイエットホッパー
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