
1.機内に果物ナイフを持ち込もうとした件
こんにちは。
ダイエットアカデミー代表の上野です。
これはコロナになる前の話ですが、僕は空港で警察から取り調べを受けるハメになったことがあります。
「果物ナイフは、飛行機内に持ち込めない」って学校では教わっていないけど、聞いたことはある。
でも、本当に持ち込めないのだろか?
誰か試したことあるの?
もしかしたら、都市伝説では?
と思ったので、試しにキャリーバッグに果物ナイフを入れて羽田空港の手荷物検査へ。
ピー!鳴りました。要チェックです。
「お客様、果物ナイフが入ってますよね?キャリーバッグを開けて良いですか?」
す、凄い!
ただの“ナイフ”ではなく“果物ナイフ”と断言したよ!
すると、無線で何やらブツブツと。
「今から警官が来るのでお待ちください」
おお!これはもしかしてピンチか?と思ったけど、これも良い経験だとワクワクしていました。
来たのは腹が出た30代の男性警官です(「その腹が見苦しいので、美人すぎる婦警さんに代わって」とは言えませんでした)。
「何のために使うのですか?」
「え?朝食の果物を切るためですよ。この時季のグレープフルーツは美味しいからね」
「へぇ~四国の方ですか?」
「え?何でですか?」
「いえ、この前、愛媛のミカンをいただいて果物ナイフでカットして食べたら美味しかったので」
「……」
僕は、ミカンとは一言も言っていない。
「それって食後に食べたでしょ?だからそんなに腹が出てるんだよ」
とは言わなかった。
「お仕事ですか?」
「スーツ着て、遊びには行かないでしょ」
とは言わなかった。
「そうですか。お仕事頑張ってください」
「君もね」
とは言わなかった。
これで“機内へのナイフの持ち込み禁止”というのは都市伝説ではないことがよく分かりました。
羽田空港の要注意人物リストに載っただろうけど(そんなのがあるのかどうか知らない……)。
でもね、最初からダメだって決めつけて、行動しないのは良くないよ。
何でもチャレンジしてみる。
それでダメならやり直すか、謝ればいいのよ(荷物検査員や警察には手間を取らせてしまったので、二度としません)。
2.セレンディピティ
僕がセミナーで
「朝食はフルーツをお腹いっぱい食べた方がいい。例えばリンゴなら3つは食べた方が良いよ」
と言うと、まだやったこともないのに「え~そんなに食べられないです」と言うのよ。
皆がやっているからやる。
皆がやっていないからやらない。
それは安心、安全のように見えて実は危険。
だってそこには発見や経験が落ちてないから。
何より思考停止していますよね。
舗装された道路は、道なき道に比べたら転びにくいけど(たまに何もない所でつまずいて転ぶ人もいるけどね)、道なき道には、色々なものが落ちている。
それを拾った人だけが成長したり、成功するんだよね。
朝にリンゴを3つ食べるくらい平気になったアカデミーの受講生さんは、ダイエットに成功してリバウンドもしていません。
「ムリムリ」「ナイナイ」じゃなく、まずはやってみて、それから考えたらいい。
大学の先生に「それって、セレンディピティですよね」と言われたことがあります。
===========================
【今週の目次】
1.機内に果物ナイフを持ち込もうとした件
2.セレンディピティ
===========================