女王様のご生還 VOL.168 中村うさぎ

先日のオフ会で予告したとおり、髪をばっさり切った挙句にバリカンで刈り込み、坊主頭に近いベリーショートにした。

ほんとは丸坊主にしたかったのだが、私の頭をバリカンで刈ってた夫が途中で尻込みしてしまい(笑)、「とりあえず少し髪は残しとこ?」と言ってやめてしまったので、今はかなり短めのショートカット状態だ。



こんなに短くしたのは人生初なので、なかなか新鮮な気分である。

とにもかくにも、洗髪が楽で非常に嬉しい。

シャワー浴びながらバシャバシャ洗って、風呂から出たらタオルでゴシゴシすれば速攻で乾く。

ああー、なんて楽なの!?



なんかさ、犬の気分だね。

ぶるぶるっと頭を振って、はいおしまい!的な。



後頭部はほぼ刈り上げてるので、後ろから見たらおっさんみたいだ。

この髪型にして以来、夫から「レズビアン」と呼ばれている。

「おはよー、レズビアン♪」みたいな感じね(笑)。

レズビアンというと聞こえはいいが、レズの中でもおっさんに近い昭和のちょいダサのレズタチだね。

太ったから余計におっさん感がハンパないよ。



ブログに載せようとして写真撮ったら、國村隼にそっくりでぶったまげた!

若い頃に、自分が老けたらどんな感じになるのかなと何度か想像したことあるけど、まさか「國村隼」になるとは思いも寄らなかったね。

てっきり「おばさん」になると思ってたら、「おじさん」になっちまったよ。

てゆうか、もうこの年(62歳)になったら、容姿にも男女差がなくなるよね。

赤ん坊から幼児までの間も男女の区別つきにくいけど、小学生あたりから違いがはっきりしてきて思春期にはかなり見分けがつくようになる。

髪の長短とか身体のラインとか関係なく、顔だけで性差がわかるんだ。

まぁ、もちろん例外もあるけど。



んで、そのまま年を重ね、50代半ばから60歳くらいでまた性差が失われていく。

これってたぶん、動物としての繁殖力と関係あるんだろう。

繁殖力のない幼少期と老年期は、外見で性差を見分ける必要がないからだ。

つまり「性ホルモン」の分泌量の問題ね、

なんだかんだ言っても、人間は「動物」なのだ。



それを考えると、孔雀とかライオンや鹿など外見で雌雄がはっきり判別できる種と、犬や猫のようにほとんど外見に性差のない種がいるのは何故だろう?

孔雀の鮮やかな羽根、ライオンのたてがみや鹿の角は、明らかに雌への性的アピールだ。

なのに犬や猫はどうして外見の性差が曖昧なんだろう?

もちろん発情期に雌がフェロモン出すから間違える心配はないのだが、雌に選ばれるための性的アピールとしての外見的特徴がないのは不思議。

雄猫は発情期の雌を取り合って喧嘩をするけど、だからって爪や牙が強さのシンボルとして発達することはなかった。

羽根の色やたてがみや角などを性的アピールのために発達させた種と、そういう外見的特徴を選ばなかった種の間にはどんな違いがあるのだろう?

だって猫なんか、ライオンと同じネコ科じゃん!

この続きを見るには

(1,246文字)

¥250(税込)

購入して続きを読む