第二の人生の設計・・・健康編の2~武田邦彦集中講座 少子高齢化の危機(4)

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◆50歳からの「第二の人生50年」を幸福に生きるための準備

著者が年金、再就職、高齢者の健康などの話をしますと、決まって「それじゃ、もう間に合わない」と言われます。特に男性に多いのですが、自分が50歳を超えないと、50歳からの人生を考えないという人がほとんどです。でも0歳から50歳までの第一の人生を計画的に進めることができるのは、0歳から20歳まで20年間もの「準備期間」があるからで、もし生まれてすぐ就職しなければならないということになると、失敗が続くでしょう。

あまりにも当然ですが、50歳からの人生は50歳になるまでに準備をしておかないと間に合わないのに、50歳を超えないと「自分のことじゃないから」と関心を示さないことにあります。だから、多くの人が50歳を超えてから高齢期に関心を持ち、それから準備しても間に合わないという羽目に陥るのです。さらに言えば、60歳ぐらいで著者の本(たとえば「老人のウソ」)を読んで絶望するという人もおられます。

そこで、今回は若い時から準備をしておけば、第二の人生の50年を幸福に生きることができる方法を整理してみたいと思います。

第二の人生を楽しく過ごすためには、

1)お金

2)人間関係

3)健康

4)学力

の4つでしょう。紙面の都合もありますので、一つ一つを詳細に説明できないので、やや断定的に書いていきます。

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