窮地にある金正恩政権の生き延びる道・三菱地所株と三菱ケミカル株等

■窮地にある金正恩政権の生き延びる道・三菱地所株と三菱ケミカル株等

●6回目の核実験を強行した北朝鮮への制裁決議に足並みを揃えた5大国

北朝鮮は9月3日、「水素爆弾の実験に完全に成功した」と発表しました。この6回目となる核実験の爆発規模は過去最大で、日本の防衛省も9月6日、核実験の爆発規模が160キロトンだったという分析結果を公表しました。前回の核実験は11~12キロトンだったので、わずか1年で爆発規模は十数倍に引き上げられたことになります。これは1945年8月に広島に投下された15キロトンの原子爆弾と比べても10倍以上です。

北朝鮮の核実験を受けてアメリカは、翌9月4日に開かれた国連安保理の緊急会合で9月11日での北朝鮮への制裁決議採決を目指す意向を表明し、その通り9月11日に全会一致による採択に漕ぎ着けました。これまでの北朝鮮に対する8回の制裁決議では、米中が2ヵ月前後をかけて水面下で交渉した後にロシアから合意を取り付けて採決に持ち込むというプロセスを経るのが通例でした。今回の1週間での採決は異例の速さです。

以前の制裁決議において採決まで2ヵ月前後もかかったのは、安保理常任理事国である中国とロシアが拒否権をちらつかせながら北朝鮮への制裁に及び腰の姿勢を取っていたことが大きいのです。ところが、もはや中国もロシアも北朝鮮の水爆にまで至った核開発についてきわめて強い危機感を持たざるをえなくなりました。中ロともに忍耐の限度を超えたため、今回の制裁決議でアメリカ、イギリス、フランスを含めた5大国の常任理事国の足並みが揃ったのです。その意味でこの制裁決議の採択は非常に重要です。安倍首相も9月12日に記者団を前にして「格段に厳しい制裁決議が迅速に全会一致で採択されたことを高く評価する。国際社会が連帯し明確な意思を示すことができた」と強調しました。

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