変化する新入社員の意識と現場での育成
今年も、「シューカツ」と呼ばれる就職活動、企業側からみると新卒採用活動がひと段落し、内定式も終了。来春には新入社員が入社してきます。一口に新入社員といっても、さまざまな業界・企業で人材育成コンサルティング・研修に携わる中で、また、青山学院大学をはじめとして様々な大学での講義を通じて感じるのは、新入社員の二極化が進んでいることです。1つは、就職、働くこと、キャリアに対して非常に意欲の高い層で...
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今年も、「シューカツ」と呼ばれる就職活動、企業側からみると新卒採用活動がひと段落し、内定式も終了。来春には新入社員が入社してきます。一口に新入社員といっても、さまざまな業界・企業で人材育成コンサルティング・研修に携わる中で、また、青山学院大学をはじめとして様々な大学での講義を通じて感じるのは、新入社員の二極化が進んでいることです。1つは、就職、働くこと、キャリアに対して非常に意欲の高い層で...
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「働く」ということを探究し続けて四半世紀以上。僕は学者ではありませんので、現場で働く人たちに触れ、そこで感じた点と点をつなぎ合わせて、線や面と捉え、大きなパラダイムの変化を問題提議し続けています。おかげさまで、耳を傾けて頂ける方々が増え、全国各地で経営者など社会をけん引するリーダーの方々に講演をさせていただく機会も急増しています。そんな中で、昨今、報道でも取沙汰される「同一労働同一賃金」とい...
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たたが報・連・相、されど報・連・相。 若手の皆さんの中には、「仕事のホウ・レン・ソウ」という言葉を聞いたことはあっても、その意味や手法をしっかり学んだことのない人も多いかもしれない。実際、管理職や経営者の皆さんと話していると、「最近の若手はちゃんと報連相できないヤツが多い」と嘆かれることも多い。しかし、そういった場合に「報連相がないと嘆かれますが、ところで、報連相をちゃんと教えてはいるので...
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働き方改革議論真っ盛りのこの国。この議論のなかで僕がとても気になっているのは女性やシニア層をはじめとした人たちの働きやすさばかりに議論が集中しがちなこと。労働時間の短縮、在宅勤務、休暇の取りやすさなどなど・・・。でも、働きやすいだけでは、人は仕事に満足をできませんし、成長も滞りがちです。「働きやすさ」より大切なのは「働きがい」です。この強い問題意識から、この夏、『「働きがいあふれる」チームの...
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※写真と本文は関係ありません「働く」を探究することをライフワークとする僕としては、現代の労働市場の最前線では何が起こっているのか。常に取材を続けています。先日、六本木のキャバクラで働く24歳のA子さんにインタビューをしました。経済的にそう豊かではない西日本のある地域で3人兄弟の長女として育ったA子さん。父親は地元の建設業で働き、受付嬢をしていた母親とは社内恋愛の末、結婚。結婚を機に、母親は専...
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■経験・キャリアの陳腐化に戸惑う50歳の憂鬱 60歳以降の希望者全員の継続雇用措置を企業に義務付けた高齢者雇用安定法の改正が施行となって3年。継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みが廃止され、段階的に「65歳まで働く」環境が整備されつつある。現在50歳の人は、あと15年働き続けることになる。しかし、この環境は中高年層にとって非常に厳しい。 実際、50歳前後のキャリアの危機に悩む声が沸騰してい...
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一人の女子中学生の話。その子は、とても元気で成績も抜群。学年で一番という優秀さ。将来の夢は、学校の先生になることでした。しかし。彼女はある事情を抱えていました。一人親家庭で、親は貧困に苦しみ、なんとか上の学校に行かせてやりたいけど、生活保護を受けているなかでは、経済的事情がそれを許さなかったのです。子どもが将来高等教育を受けるようになると、自立とみなされ、支援が減ってしまう、もしくは返済義務...
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人材育成の仕事に打ち込み、研修プログラムを開発し続けるなかで大人の学びの効果を高めるための鍵が僕の中でシャープになり、最近は確信になりつつあります。僕が営むFeelWorksは、やり方よりあり方が大切と考えており、提供する研修も、受験勉強の延長線にある知識暗記型の研修ではなく、気づきや啓発を重視した知恵を創る研修ばかりです。こういった知恵を創りだす研修での大人の学びの効果を高めるために大切な...
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