「働く」ということを探究し続けて四半世紀以上。
僕は学者ではありませんので、現場で働く人たちに触れ、
そこで感じた点と点をつなぎ合わせて、線や面と捉え、
大きなパラダイムの変化を問題提議し続けています。
おかげさまで、耳を傾けて頂ける方々が増え、
全国各地で経営者など社会をけん引するリーダーの方々に
講演をさせていただく機会も急増しています。
そんな中で、昨今、報道でも取沙汰される
「同一労働同一賃金」というキーワード。
政府は9/2に、安倍首相肝いりで
「働き方改革実現推進室」をスタートさせました。
安倍首相はこう述べました。
「一億総活躍社会を目指す私たちにとって、
働き方改革は最大のチャレンジだ。
世の中から非正規という言葉を一掃し、
長時間労働を自慢する社会を変え、
かつてのモーレツ社員という
考え方自体が否定される日本にしていきたい」
「日本で暮らすことがすばらしいと
思ってもらえるような、働く人々の考え方を
中心にした働き方改革をしっかり進めていきたい」
加藤担当大臣はこう述べたとか。
「人口が減少していくなかで、多様な働き方を認め、
高齢者や女性といった方々に働いてもらい、
中間層を分厚くし、格差の固定化を防いでいく。
大事なことは実現するための検討だ」
正規・非正規の格差を無くすると政府は意気込みます。
この動きの中核として、
「同一労働同一賃金」が取り上げられます。
しかし。