他人をバカにすることで生きる男たち――㉒「逃げるが勝ち」はアリか?

【他人をバカにすることで生きる男たち――㉒「逃げるが勝ち」はアリか?】

前回から続く)

「一貫性の経験」「過小負荷と過大負荷のバランス」「結果形成への参加の経験」――。

これらを人生で経験することが、個人のSOCを高めます。

先週、みなさんに投げかけた問い、「一貫性の経験をもたらす親子関係や会社との関係に存在する、『大切なこと』について、今回はお話しましょう。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「親子の強い絆」「会社と働く人の間で職務保証が成立してる会社」の間に存在するもの――。

それは、「あなたは大切な人です」というメッセージです。



子は親から、社員は会社から、「大切にされている」というメッセージを肌で感じたとき、「私の生きている自分世界は信頼できる。

信頼できる人たちに囲まれている」という、SOCの土台となる確信が熟成されます。



私たちは一貫した経験を通じて、自分が直面した出来事を「説明不可能などうしようもない出来事」としてではなく、「秩序だった明確な情報」として受け止められる。



これは「把握可能感」と呼ばれ、SOCを構成する感覚のひとつです。



人間にとって最もストレスフルなのは、何が起こっているかを把握できない状況です。

人にはつじつまを合わせたがる習性があるので、感情と理性、現実と過去がゴッチャになり、パニックになります。



でも、困難な状況を把握できれば大丈夫!

自分がすべきこと、あるいはできることが考えられるので、積極的に対処することが可能なのです。



信頼できる他者は、自分を映し出す鏡です。

他者の存在を通じて、私たちは社会の中の自分をみることができます。

この続きを見るには

(1,296文字)

¥120(税込)

購入して続きを読む