■相場
アメリカのダウは少し崩れましたが、調整というほどの下落でもなく、予想は外れましたね。
ドイツ銀行は米司法当局と和解し、72億ドルの罰金を支払うことに合意しました。
ドイツ銀行はすでにこの支払に備え、50億ドル以上の引当金を計上していたとのこと。
また、イタリアは民間銀行支援のための200億ユーロの基金設立を決定し、資本増強を迫られているモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテパスキ)は直ちに資本注入を要請したようです。
最もヤバいと言われていた銀行のひとつが国有化となりました。
この2つのニュースで、ひとまずEUを震源とする金融危機懸念は弱まり、目先の円高圧力は後退した格好になりました。
ここから先の材料としては、来年1月のトランプ氏の大統領就任後の動きと、利上げペースでしょうか。
中国もEUも問題山積であることを考えると、2017年の世界経済も米国主導となりそうです。
そして世界一のGDPを誇るアメリカが強くなれば、輸出入増加で他国に波及し、世界経済の復活に貢献するはず……。
懸案だった南アフリカランドも回復しています。トルコリラはまだまだですが。。。
■戸建て賃貸
こちらはローンがNGとなりました。
郊外ゆえに土地の担保評価が低く、融資額が伸びませんでした。
1200万の土地価格に対し、路線価が600万、担保評価はその7掛けですからね。。
投資物件における土地の担保評価重視の姿勢は、地銀にありがちな傾向です。
まあ、どうしても欲しいという案件ではなかったので、結果オーライでしょうか。
ところで不動産市場と融資環境が少しずつ変化しているようです。
まず、不動産価格は下落の傾向が見られます。
売主が強気でも買い手が指値を希望し、売主が折れるというパターンが増えていると業者からの話です。
土地は今後、売り物件が出てきそうです。
今後といっても、早くて2年後、遅くて5年後といった感じですが、今は焦らず、良い場所がリーズナブルで値段で出てくるのを継続して探していこうと思います。
高値掴みは後戻りできないですから。
マンションも売れ残りが増えていて、表面上は定価を謳いながら、実態は値引きに応じています。
ただ、マンション市場が崩れるかどうかは不透明です。
一方で高級マンションやタワマンはすでに崩れていますから、こういうのを狙っている人も、もう一息待った方が良さそうです。
いずれにせよ、不動産が今一つなので、当面は太陽光で進めることになりそうです。
■2016年の振り返り
今年も残すところあと1週間を切りました。
ちょっと遅くなりましたが、2016年の総括をしたいと思います。
今年から購読いただいた読者様も多いので、始めに年頭で書いたことを再掲します。