
ラブアン島でオフショア法人設立
■相場
ECBおよび日銀の追加緩和メッセージによって、再び株価上昇、為替も円安へと振れました。
日銀はゼロ金利どころか残高に金利をかけるマイナス金利を導入し、民間金融機関の貸し出しインセンティブを増そうという狙い。
これは、ローンを利用して投資をしようとする人に朗報になるかもしれません。
なぜなら、民間銀行は日銀の口座にお金を入れていると利息を払わないといけなくなり、それなら低利でも貸し出してたほうがいいと考えるからです。
そこでもし中小企業にそこまでの資金需要がなければ、住宅ローンなど不動産に向かうことが予想されます。
私のポジションも回復し、ようやく一息つけるという感じです。
次の暴落までにスワップポイントを稼いで資金余力を確保しておけばチャンスを狙えるだろうと踏んでいます。
■ラブアン島法人設立で節税
マレーシア唯一のオフショアであるラブアン島で法人を設立し、節税するというスキームを聞き、自分でも調べています。
私も知らなかったのですが、日本の大手金融機関はほとんどすべてここで法人を設立しているそうです。
ラブアン島は、ボルネオ島のコタキナバルからフェリーで40分くらいのところ、ブルネイのすぐ前にある島で、1990年にオフショア金融センターとして制定されたとのことです。
日本の非居住者になるというのが前提ですが、トレーダーや貿易など、マレーシア以外でビジネスをする人に向いています。
なぜなら、マレーシア国内で事業をすると、マレーシア国内の税制の適用を受けるからです(法人税は25%)。
その税制ですが、投資持株会社は無税、それ以外でも所得の3%か2万リンギット(約54万円)払えばいいだけ。
その会社から発生する個人の所得にも税金はかかりません。
昨年から始まったGST(消費税)等もなく、米ドルやユーロなどの外国通貨でも法人の口座開設が可能。
大きなメリットは現地人パートナー無しの100%外国人資本で法人設立ができる点です。
マレーシア国内では現地人を最低2名は役員か株主に入れないといけないのでハードルが高いですが、それがないので安心です。
また、MM2H(マレーシア・マイセカンドホーム)という10年更新型のビザでは就労が制限されていますが、この法人を通じて自分に就労ビザを発給することで、マレーシア国内で自由にビジネスができるようになります。
私もマレーシアに移住した際には、この法人で事業をしたいと考えています。
ただし問題は、結構コストがかかる点です。