「名言から、投資家になる方法を学ぼう!」~ロバート・キヨサキ氏《ラットレースから抜け出す方法・後編》~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol. 107

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

あなたは“投資”と聞くと、どのようなことをイメージするでしょうか?「一攫千金?」「大金持ち?」「不労所得?」人によって、思い浮かべるものは違うでしょう。ベストセラー作家のロバート・キヨサキ氏は、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の中で「投資は単に売ったり買ったりするだけのことではない」と述べています。

キヨサキ氏の資産は、主にビジネスと不動産によって築き上げられました。けれどもそれ以外に、氏は「パートナーとなって他の投資家に出資することもある」、と言います。「彼らが私のまったく知らない分野、たとえば低所得者層のための住宅建設とか、大きなオフィスビルといったものに投資しようと考えている場合、私はその話が気に入ればお金を出す」と。

もちろん、闇雲にお金を出すとは言っていません。氏は「その投資対象が彼らの得意分野であることを知っているし、彼らの知識に全面的な信頼をおいている」からだ、と述べています。キヨサキ氏のような人でさえ、これだけの信頼を寄せている人でなければお金を託すことはない、と言っているわけです。この言葉は、私たちに重要な示唆をもたらしてくれるのではないでしょうか。

★俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

【Vol.107『ラットレースから抜け出す方法(下)』目次】

〔1〕本文:「名言から、投資家になる方法を学ぼう!」〜ロバート・キヨサキ氏《ラットレースから抜け出す方法・後編》〜

1、投資家として成功するための、具体的な戦略を立てる

 ◎投資家にもいろいろあるーー“バフェット氏”ばかりが投資家じゃない

 ◎手っ取り早く目標に近づくための方法

2、飛躍のチャンスをつかむのは「あなた自身」

 ◎“失望”のプロセスに隠された、もう1つの意味とは

 ◎未来は誰でも変えることができる

〔2〕次回予告(予定):「緊急特集!トルコリラ・ショック」〜新興国通貨投資に隠された危険性〜

〔3〕編集後記:「私の原点の1冊」とは?

〔4〕今後の特集スケジュール: 2018年9月〜10月予定

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◆〔1〕本文:

「名言から、投資家になる方法を学ぼう!」〜ロバート・キヨサキ氏《ラットレースから抜け出す方法・後編》〜

さて。今回は名言シリーズ「ロバート・キヨサキ氏」の後編です。名言は「ラットレースから抜け出すための、7つのステップ」です。キヨサキ氏は「多くの人が、稼いでも稼いでもお金が貯まらない状態に陥っている」として、これをラットレースにたとえました。7つのステップとは、次のようなものです。

第1ステップ:自分のために働くことを考える

第2ステップ:キャッシュフローを管理する

第3ステップ:本当に危険なのは何かを知る

第4ステップ:どんな投資家になりたいか決める

第5ステップ:よき師を見つける

第6ステップ:失望をバネにする

第7ステップ:自分を信じる

前回は、ステップ3までを解説しました。本特集では、残りの4ステップを説明していきます。本文は、サラリーマンの方がハイブリッド・クワドラントで投資家を目指すことを想定して書いていますが、もちろん自営業の方やフリーランスの方にも当てはまります。名言は、以下の書籍から取っています。

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

■1、投資家として成功するための、具体的な戦略を立てる

キヨサキ氏は、上記の本の中で「年金プランのしくみが変わったために、EとSのクワドラントの人たちは、これまで投資ゲームに強制的に参加させられてきた」、と述べています。氏が書いているのはアメリカ情勢についてですが、日本は現在、まさにこれを追従する形となっています。

この状況にも関わらず、「多くの人は、より良い投資家になるための教育に投資することには興味がない」と氏は嘆いています。その結果、「これらの人々が金持ちになる可能性は、宝くじに当たる可能性とほぼ変わらない」のだ、と。

【投資家にもいろいろあるーー“バフェット氏”ばかりが投資家じゃない】

★第4ステップ:「どんな投資家になりたいか決める」

キヨサキ氏はこのステップで、「投資家にはA、B、Cの3つのタイプがいる」と言います。Aタイプとは「問題を探す」投資家のことで、Bタイプは「答えを探す」投資家、Cタイプは「自分はどうしたらいいのかを言ってくれる『専門家』を探す」投資家のことを言います。Cタイプは当然、自分で投資商品を選ぶどころか、どの専門家が正しいのかも判断できません。このタイプの方が、投資家としてはもっとも危険で、まずは勉強から始めるべきでしょう。

Bタイプの投資家は、EやSのクワドラントでお金を稼いでいる人に多い、と氏は言います。このタイプの投資家に限った話ではありませんが、専門家を探す際は、少なくとも「他人にしているアドバイスを自らも実践している」アドバイザーを探すべきです。アドバイザーの中には、会社のマニュアルを読み上げているだけで、自分で実際に投資をしていない人が結構います。

キヨサキ氏は、自身は主にAタイプの方法で資産を増やした、と言っています。なぜ問題を探すと資産が増えるのかというと、多くの場合、問題の裏にはチャンスが潜んでいるからです。たとえば、氏が不動産投資を始めた頃に購入していた物件とは、自分のキャッシュフローを管理できない投資家が手放した「問題」物件でした。

氏は「自分はA、B、Cのどのタイプも備えている」と述べており、どれがいいとか悪いとかいう話ではありません。大事なことは、自らの傾向を知り、そのための対策を採っておく、ということです。ところで、このA、B、Cの3つのタイプを知るだけでは、「将来、どのような投資家を目指すべきなのか?」を考えるには不十分でしょう。この質問の答えを出すために、まずは「世の中にはどういう投資家がいるのか?」を知るのも1つの方法です。

当メルマガでは、クワドラントを兼務するハイブリッド・クワドラントをオススメしておりますが、たとえばソフトバンクの孫正義氏などは、まさにE・B・Iのハイブリッド・クワドラントです。これを聞いて「孫さんがE(従業員)?」と思われませんでしたか?孫氏は、自分がつくった会社に自分が雇われている形になっています。氏は、フォーブスジャパンが発表している「日本長者番付2018」で2年連続1位を獲得しており、総資産は2兆2930億円あります。

フォーブスジャパン 日本長者番付2018

しかし、意外なことに社長としての孫氏の年収はそこまで高くありません。確かに1億円プレイヤーではありますが、『役員四季報』などの調べによれば、2016年4月の時点で年収1億3000万円、上場企業役員の年収順位では299位となっています。資産の半分以上がソフトバンクグループの株であり、日刊ゲンダイなどの報道によれば、自社株の配当などで年収は100億円近いということです。

「年収1億円超」の上場企業役員530人リスト

孫氏の例は、典型的なB+Iのマネーマネジメントです。これらを調べて、「孫さんなんて、オレにはとてもムリだ」とか、「これだけの借金をするくらいなら、Eの社長をやっているだけのほうが楽だな」という感想を持つだけでも構いません。「ラットレースから抜け出すことによって、どのような魅力やメリットがあるのか?」を知るために、こうしたことを調べるのも、大切なステップだと考えます。

【手っ取り早く目標に近づくための方法】

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