「貯蓄上手になって小金持ちになる方法」(上)~今は稼ぎ上手よりも貯蓄上手?~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.91

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

「何とかしてお金を貯めたい」。そう思わない人はほぼいないでしょう。インターネットを叩けば、すぐに様々な節約術を知ることができますが、最近はこんな節約方法があるようです。

早く酔える高アル飲料が人気の理由

http://www.sankei.com/premium/news/180314/prm1803140004-n1.html

高アル飲料というのは、アルコール度数が6%以上の商品のことを言い、通常のビール類はだいたい5%前後とされています。高アル飲料は「少ない量で早く酔える」というのが消費者の節約志向にマッチしたようで、この傾向を敏感に察知した業界側も、新商品の開発に余念がありません。

実はこれには税金が大きく関係しています。現在、出荷が減少傾向にあるビールは税率が高いために、それが価格に影響し、消費者は自然に税率の低い第三のビールや缶チューハイに流れていました。今後は酒税法の改正によって、第三のビールの優位性が失われ、その分、税率の低い缶チューハイが有利になると見られています。

人が出費を安く抑えようとするならば、無意識でも必然的に税金の安いものを選択せざるをえないわけです。とはいえ、消費者の節約したい気持ちはわかりますが、「1缶で手早く酔えるように」というのは、少し寂しいような気がしなくもありません。

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【Vol.91『貯蓄上手になる方法(1)』目次】

〔1〕イントロ:「今後も経済の大逆転は起こらない」

〔2〕本文:「貯蓄上手になって小金持ちになる方法」(上)〜今は稼ぎ上手よりも貯蓄上手?〜

1、なぜ、あなたは貯蓄ができないのか?

 ◎サラリーマンの給料が上がらない真の理由

 ◎広がり続ける格差の中で、自分自身の身を守る方法

2、お金が貯められないのは、稼ぎが少ないからじゃない

 ◎貯蓄をするのに、モチベーションは不要

 ◎続けられる貯蓄法とは?

3、今は誰でもお金持ちになれる時代

〔3〕次回予告(予定):「貯蓄上手になって小金持ちになる方法」(下)〜今は稼ぎ上手よりも貯蓄上手?〜

〔4〕編集後記:「今、海外銀行口座を持つべき人」とはどんな人?

〔5〕今後の特集スケジュール:2018年4月予定

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◆〔1〕イントロ:

「今後も経済の大逆転は起こらない」

日本では、2018年以降も増税が続きます。冒頭でお話した、第三のビールへの第1回目の増税は2020年から始まりますが、他の嗜好品に関して言うと、この10月よりタバコへの増税や、19年より国際観光旅客税が実施されます(日本人にも適用される、一種の出国税です)。

税金の大きな変化としては、扶養控除の見直しがこの1月よりすでに始まっている他、19年10月には消費税が10%になり、20年1月からは所得税の増税が待っています。所得税増税に関してはまさに今、参議院で審議されているところです。その内容は「年収850万円超のサラリーマンをターゲットに増税し、代わりに自営業者やフリーランスを減税する」というものです。

会社員増税 あなたの負担は?

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/vf20171214/

おそらく今後も一時的なアップダウンはあるものの、増税傾向は先進国を中心に強まっていくでしょう。かつては「経済が上向きになれば」「失業率が下がれば」とよく言われていました。しかし、今の日本は失業率もこれ以上ないくらい低く、経済も戦後2番目の好景気の最中にあるとされています。なのになぜ、世の中にはかつてのような達成感や高揚感がないのでしょうか?

少し前に流行った『21世紀の資本』で有名なフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏は、その著書の中でこう述べています。「富裕国が直面せざるを得ない試練の本質とは、経済成長では解決しないことにそろそろ気づくことだ」。さらに、こうも言っています。「技術面で世界の先頭集団に位置した時から、どんな国も年1〜1.5%以上の成長を維持することはできなくなる」と。

「経済が年4〜5%という高度成長期は、戦後の復興期の過渡的な現象であり、平常時のものではない」(『トマ・ピケティの新・資本論』)とすると、経済での“大逆転”は、今後も望むべくもないわけです。この状態が続く以上、国は制度を維持するために増税せざるを得ない、ということです。

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